「リンダリンダリンダ」

リンダリンダリンダ リンダリンダリンダ

ど~ぶね~ずみ~みたいに~のリンダリンダリンダです。

系統としては、ウォーターボーイズスウィングガールズですかね。

青春ど真ん中なストレート勝負の映画。

とはいえ、これはガールズバンドのお話で

楽曲はTHE BLUE HEARTS。しかも主人公は韓国からの留学生ときた。

物語としての成り立ちも、個々のイベントも

ウォーターやスウィングより浅いし

せっかく4人の女の子の主役級がいるのにベースの子が、

まったく目立たない。

だけど、本人はそんな気はないだろうが、

とぼけた感じの主役の韓国人ソンを中心としたユルユルな感じや、

青春物なのに気だるい感じがいいアクセント。

そして何より、やはりブルーハーツの楽曲の良さ。

「リンダ・リンダ」「僕の右手」「終わらない歌」

ブルーハーツは、熱さを加速させる。

そしてそれが熱狂へと変わる時こそが、この映画のクライマックスのはず。

大雨で人一人いなお野外の風景でさえ、その熱狂が広まっており

人々が騒いでいるように見えた。

主人公のソンはペ・ドゥナという人が演じていて、

かなり良い味だしてます。

外人だからか、違和感あるなと思ったら、20代半ばという年らしいです。

ちょっと違うかなと思っていたけど、そういうことだったんですか。

でも全然、女子高生と言われたら信じますよ。

そんな彼女の歌う、ブルーハーツ

決して上手ではないんけど、いやだからこそ胸を打つ。

だどたどしい日本語で歌う「リンダ・リンダ」

どぶねずみみたいに美しく、何よりも暖かく。

そしてエンドロールでは、ブルーハーツが歌う「終わらない歌」

この曲、僕もスゴイ好きで苦しいときのこの一曲なんです。

いつまでも、熱狂は終わらない、終わらない歌を……

きっと見終わったとき、

体のどこかでリフレインしているでしょうリンダリンダリンダ