2008-11-01から1ヶ月間の記事一覧

『坂口安吾 [ちくま日本文学009] (ちくま日本文学』 坂口安吾

坂口安吾 [ちくま日本文学009] (ちくま日本文学 最近のヘヴィロテがベルセバから、ニューオーダーに変わった。 へこんでた時は、ブルー・マンデーばかりリピートしていたが、 もう大丈夫。60マイルズ・アン・アワーでご機嫌。 僕は、イアン・カーティスの…

愚痴です スルーしてください

もう吐き出さないやってられん! 色んな人愚痴ってるけど、とにかくキツイ! 卑屈でどうしようもなくヘタレた文が読みたい。 こんなダメなやつがいるんだって知りたい人だけ続きをどうぞ。

『99%の誘拐』 岡嶋二人

99%の誘拐 さっそうと行われる誘拐劇。 けっこう厚めの本だけど、スピード感があり、 余分な部分を削り、その誘拐劇をかろやかに書いているので、 劇中の誘拐方法、そして身代金の受け渡しのように、 あっという間に、テンポ良くページがめくらされた。 ある…

『美女と竹林』 森見登美彦

美女と竹林 森見氏が、変な汁を垂れ流しながら書いているのが妄想できてしまう。 おかしなという表現では、表しがたいほどの変なエッセイのようで、 得意なホラ話のようで、それでいて真実は語っているような、 わけのわからないものと仕上がってます。 中身…

『クドリャフカの順番』 米澤穂信

クドリャフカの順番 古典部シリーズの第三弾。 これまでのシリーズでずっと名前が出ていた、 カンヤ祭。いや、神山高校文化祭が行われる。 これまで、主人公の奉太郎のみの語りで物語が進んでいたが、 今回は、古典部メンバー4人の語りで物語が進んでいく。…

『愚者のエンドロール』 米澤穂信

愚者のエンドロール 古典部シリーズ第二弾は、未完全な映画の結末を考えるというものだった。 作者は、バークリーの『毒入りチョコレート事件』への 愛情と敬意を持って書いたと語っているが、そちらは未読なので、 僕は、純粋に米澤穂信の一つの作品として…

『氷菓』 米澤穂信

氷菓 米澤さんのデビュー作であり、後にシリーズモノと続いていく 「古典部シリーズ」1作目『氷菓』 英語でYou can't escapeと小さく振ってある表紙の写真は、どこかの学校だろう。 古典部と名が付くだけに、高校生の話で、ミステリー。 いわゆる、日常の謎…

『つむじ風食堂の夜』 吉田篤弘

つむじ風食堂の夜 今日はとても風の強い一日で、 仕事場の社員出口には、とても冷たい風が吹いていた。 外はすっかり暗くなっていて、身も心も冷たい。 そのはずなんだけど、地面に落ちている落ち葉が、 クルクルと風に巻かれて、みごとなつむじを。 つむじ…