2010-01-01から1年間の記事一覧

やる夫にハマる

昨日、今日と振り替えの休日で超ゆったり。 年休?そんなの存在してるの? もうちょっと、まとまった休みがあれば旅行に行きたいけれど、 とりあえずは、ダラダラしてます。 夏に京都へ行ったのは、よい思い出。一人でだけど。 ちょっと前にやる夫スレという…

『銃口』 三浦綾子

自分に正直に生きたい。 欲とかそういうことじゃなくて、正しいと思うことを貫けるということを。 多くの人がきっと自分の考えに忠実に生きてはいないと思う。 社会人になって、組織っていうものの一員になってみると強く思う。 昔「言いたいことも言えない…

『428~封鎖された渋谷で~』 北島行徳

今年になって、ゲーム愛が再熱いたしましてすっかりゲーマーに。 ・真・女神転生ストレンジ・ジャーニー(2周しました) ・高機動幻想ガンパレード・マーチ ・実況パワフルプロ野球2010 ・ウイニングポスト7 マキシマム2008 以下のラインナップを…

『一瞬の風になれ』佐藤多佳子

ここ半年、ネットでやる夫スレというAA(アスキーアート)を使った 紙芝居のような、漫画のような、小説のようなものを読んでいる。 素人さんが書いているものがほとんどなので、あまり面白くないものもあれば、 すごい面白いものがあって、その中で陸上を…

『百鼠』 吉田篤弘

百鼠 相変わらず、生活感があるのに幻想的な物語を書いている。 吉田篤弘=クラフトエヴィング商會。 おかしな話ばかり作っているのに、読む側の期待を裏切らない、 温かみのある話を提供してくれる。 この本は3つの短編の形式をとっているけど、 変わって…

『ヴィーナスの命題』 真木武志

ヴィーナスの命題 大きな物語が欲しいのよ 何とも心踊らされる言葉なんだろう。 僕が小説というか、創作の物語に惹かれているのは、大きな物語が欲しいからだ。 結局のところ、現実は小さな物語の固まりでしかないので、 創作の物語に自分を投影して、夢を見…

『沙門空海 唐の国にて鬼と宴す』 夢枕獏

更新していない間読んでいた本のことを、しばらく書いていきたい。 まずは、怪しげなタイトルの歴史伝奇小説から。 弘法大師の名でも有名な空海の若き日の冒険を描いた、フィクション。 作者の古の時代への誇大とも思える想像に文章が負けていない改作だと思…

『夏への扉 新訳版』ロバート・A・ハインライン

夏への扉[新訳版] いつの間にか、熱っついけど、大好きな夏が終わって冬になるようです。 それでも、大好きな夏への扉を探しています。 更新しない間に25歳になりますたkakasiです。 昨年買ったはいいけど、なかなか読む気が起らず今年ようやく読めたのが…

『子どもたちは夜と遊ぶ』 辻村深月

いわゆる殺人ゲームの物語。 謎の人物「i」と「i」を追い求める「θ」の(θはすぐ誰か判明しますが) のとても不幸な殺人ゲームの物語。 と進んでいくスリリングな物語のはずだけど、 終盤の大きな衝撃的事実に、はっきり言って意気消沈。 こんなことは、リア…

『冷たい校舎の時は止まる』 辻村深月

圧倒的なボリューム感のある学園ミステリーだった。 少年少女8人のグループが物語のメイン。 というより、時の止まってしまった校舎内で、 8人のみが登場人物として進む、8人の話。 なぜ時が止まってしまったのか。 なぜ校舎内には8人しかいないのか。 …

「少年メリケンサック」

本だけは、読んだもの全てブログに載せようとしてるけど、 映画は最近見たものでも載せてないことが多くなってしまう。 でも、なぜか今回は載せてみたい気分に。 それは、この映画がすごい面白かったからだっ! というわけでは失礼ながらないのだけど、 ただ…

『凍りのくじら』 辻村深月

凍りのくじら ちなみに今日行った本屋ではこの本の作者の、 辻村深月フェアがやっていた。郷土作家らしい。 僕の地元では、漫画化の小山ゆうコーナーが、ず~とある。 大河の影響で小山ゆうの『お~い竜馬』が拡販されていた。 考えてみると坂本龍馬って少し…

お仕事は大変だ

ようやく残業完了。 明日というか、もう今日か。 今日、明日と2連休なので実家に帰ろうと思ったけど、 仕事と関係ないような、もろもろのお仕事を家に持ち込み、只今完了。 もうちょい要領よくやっとけば良かったけど、 仕事場ではトラブル続き+忙しい時期…

『ひとがた流し』 北村薫

ひとがた流し すごくゆったりとした流れに沿うかのようなお話で、 じわりじわりと引き込まれていった。 大きな出来事が無いわけでもないけど、 終始一貫として、同じような雰囲気だった。 読む人にとっては、終盤は暗くて悲しいと思うけれど、 僕には最後ま…

『屍鬼 1~5巻』 小野不由美

昭和ミステリの舞台を思わせるような小さな村が舞台。 でも、現代が舞台で人物も若い子は現代風な設定が奇妙。 村で起こるある事件も奇妙なもので、物語はとらえどころがない。 じわじわと村に広がっていく事件は、次第に急速にスピードを上げていき、 僕と…

『イニシエーション・ラブ』 乾くるみ

イニシエーション・ラブ 恋愛小説は苦手なんだけど、これは見事なミステリー。 もちろん恋愛小説としても読めるけど、 最後の2行を読むと恐怖感じるミステリーに早変わり。 読んでいく最中で感じていた違和感が、 はっきりとした回答となって返答されたこと…

『解決まではあと6人―5W1H殺人事件』 岡嶋二人

解決まではあと6人―5W1H殺人事件 平林貴子という謎の女性が、興信所を訪れて奇妙な依頼をするというミステリー。 一応依頼は完遂されるけど、どうもそれがしっくりこない。 依頼内容は達成されているのに。 そうして章が終わったら、また平林貴子という女性…

『おかしな二人―岡嶋二人盛衰記』 井上夢人

おかしな二人―岡嶋二人盛衰記 作家岡嶋二人(井上夢人、徳山諄一)の繁栄と衰退を描いたエッセイ。 ド素人の二人が江戸川乱歩賞を狙い、コンビを組み小説を作っていく。 お互いの足りないものをお互いで埋めあう。 そして訪れるすれ違い、恋人のような夫婦の…

『あゝ、荒野』 寺山修司

あゝ、荒野 胸が痛くなるような、昭和を感じる2人のボクサーの物語。 寺山修二を僕は知らない世代だけど、人気があったのがわかる気がする。 独特なんだよな、考え方が刹那的というかなんというか。 小説なんだから、その考え方が寺山修司という人間を表し…

『宵山万華鏡』森見登美彦

宵山万華鏡 非常に不思議な物語集。 色々な謎が解けたような解けないような不思議で面白い話だった。 京都の祇園祭を様々な視点で描く万華鏡を覗くような話。 馬鹿馬鹿しさと恐ろしさと面白さが混じり合う怪奇譚で、 森見さんの今までの作品をぶち込んで、か…

『鴨川ホルモー』万城目学

鴨川ホルモー もはや何が何だか…… 本の内容にしても、自分が読んだ時期にしても。 確かこのホルモーの映画が始まる前のことでして、 何をいまごろといった気分。 内容の方は森見登美彦さんが好きならこれも好きかなと。 同じ雰囲気を感じる。バカバカしくて…

『木曜日だった男』チェスタトン

木曜日だった男 一つの悪夢 とっくに明けておりますが、改めてあけましておめでとうございます。 正月などどこ吹く風で仕事だったので、 ブログでも正月などスルーでいきます。 さっそく本の話に。 しばらくは去年のブログが止まっていた間に読んだ本でいき…