2006-12-01から1ヶ月間の記事一覧

『21世紀を生きる君たちへ』 司馬遼太郎

二十一世紀に生きる君たちへ もうすぐ2007年を迎えることとなっている。 昨日から、体調がよくなかったが、 今日は、養生してたからか、すっかり、具合もよくなりつつある。 最近は、今まで週一で行っていた水泳もやってないからか 体調を崩す頻度が多い。 …

『夜は短し歩けよ乙女』 森見登美彦

夜は短し歩けよ乙女 愉快痛快、抱腹絶倒、なんだか不思議な恋愛小説、 現実と妄想を爆走、ロマンチック・エンジンフル稼働! とでも語りましょうか。 いや~純粋におもしろかった! 同作者の『きつねのはなし』のような世界観も好きだけど、 こんなドリーム…

THANK YOU YOSHII KAZUYA 日本武道館

昨日は、見ていましたよ、かじりつきましたよ! 生中継!吉井和哉 TOUR 2006 THANK YOU YOSHII KAZUYA FINAL at 日本武道館 う~ん、スカパーのつけたタイトルすごい長い。 ちょっと同時間にやっていたフィギュアスケートが気になっていましたが、 そこは、…

「花よりもなほ」

花よりもなほ 男が男らしく生きると誰が決めたのか。 女が女らしく生きると誰が決めたのか。 では、武士が武士らしくと誰が決めたのか。 それは、時代だったんだろう。 父の仇討ちのため江戸へ出てきた主人公、青木宗左衛門。 だけど弱い。剣術はからきし。…

『風に舞いあがるビニールシート』 森絵都

風に舞いあがるビニールシート 最近は短編といっても、どこか繋がっているものばかり読んでいたし、 そういうものが僕は好きだった。 今回は、まったく繋がっていない短編集。 だけど一話一話、とても丁寧でいて、 とても凝縮されているというイメージを受け…

「武士の一分」

シンプルだけど骨太。 山田洋次監督の、藤沢文学3部作の3作目。 前2作を見た後なら、とりわけ目新しいことはないし 大まかな流れは一緒なのだけど とてもわかりやすく、丁寧な映画だった 人としての尊厳、武士としての一分を 深く静かに、だけど力強く感…

『世界でいちばん幸せな屋上 Bolero』 吉田音

世界でいちばん幸せな屋上 Bolero―ミルリトン探偵局シリーズ〈2〉 本を読んでいる時間が、たまらなく楽しいひと時だった。 ゲラゲラ笑える話ではなく、クスっと笑えて、いい余韻に浸れる。 ふわふわとした高揚感。 人生を根底から変えるような、すごい物語で…

『夜に猫が身をひそめるところ Think』 吉田音

Think―ミルリトン探偵局シリーズ〈1〉" style="border: none;" />夜に猫が身をひそめるところ Think―ミルリトン探偵局シリーズ〈1〉" どこまでも謎を解かないミステリー・ノヴェルなんともおかしな帯に惹かれたが、 クラフト・エヴィング商會プレゼンツなら…

『きつねのはなし』 森見登美彦

きつねのはなし 子どもの頃、夕暮れ時の道にできる影が 何か、恐ろしいモノに見えて、駆け抜けてその場を抜けたことがある。 あたりが静まり返りった夜、あまり車が通らない暗闇のトンネルの中に 怪異が潜んでいる気がしたことがある。 ポタリと落ちる、雨の…

『厭魅の如き憑くもの』 三津田信三

厭魅の如き憑くもの “まがまがしい雰囲気” 表紙からして感じられるが、 おどろおどしい、ジメジメする、不気味など 怪しげな空気をかもし出すホラーミステリー。 恐らく昭和初期~中期辺りの時代設定で、 怪しげな風習の残る閉鎖的な地域社会。 その集落は、…

さよならは別れの言葉じゃなくて

君は逝ってしまった。 僕に、何の断りもなしに。 ただ、自分の役目は終わったと言わないばかりに。 僕が、無理をさせたのだろう。 君の心が壊れていくことを感じられなかった。 ゴメンな。 これから一緒に、やりたいことがいっぱいあったんだ。 僕の指先が、…

『すすめ!!パイレーツ』 江口寿史

昨日はブックオフで、江口寿史の『ストップ!!ひばり君!』を スーツ姿でニヤニヤ読んでました。完全に変な人です。 やっぱり江口寿史は、すんごいおもしろい! でも江口寿史を、僕と同世代の人は、ほとんど知らない。 なぜ、僕がこの人を好きかというと、 …