2008-12-01から1ヶ月間の記事一覧

『天孫降臨/日本古代史の闇―神武の驚くべき正体』 コンノケンイチ

天孫降臨/日本古代史の闇―神武の驚くべき正体 な、なんだってー! 本の内容から、そんな某漫画の決まり文句が浮かんでくる…… いわゆる歴史解明な、夢か真実か幻かなあやふやな話だった。 でも妙な説得力があるので、信じるのに値しないが、 心の片隅にでも置…

『悩む力』 姜尚中

悩む力 悩むってことは人間の特権だと思う。 中には、悩まずバーっと行動する人もいるかもしれないけど、 多かれ少なかれ、悩むことはあるはず。 瞬時に計算するコンピューターと違い悩みから人間臭くて良い! ……と思ってしまうのは、僕が非常に悩む性格だか…

『輪違屋糸里 上・下』 浅田次郎

浅田次郎で新撰組といえば、『壬生義士伝』が思い浮かぶ。 その作品では、これでもかという泣きの浅田を思い知らされた。 今回も新撰組が出てくるが、新撰組の周囲にいた女性の視点から描かれた、 男女の悲哀であり、時代の流れであり、生きるということの話…

『遠まわりする雛』 米澤穂信

遠まわりする雛 どうもお久しぶりのブログ更新です。 最近どうしてたかというと、風邪ひいて寝込んでました。 なんか去年も同じことあったような気が…… さすがに8度4分で残業2時間やった次の日は死にました。 だって人がおらんから、帰れない!って状況だ…

『そして扉は閉ざされた』 岡嶋二人

そして扉が閉ざされた この本の前に読んだ本は乾くるみさんの『リピート』 そして今回読んだ『そして扉は閉ざされた』には奇妙な符合が。 時系列的に『リピート』が後の作品なので、乾さんが狙ったのか、偶然なのか。 この両本、主人公の名前が「毛利」であ…

『リピート』 乾くるみ

リピート 久しぶりに読んだ本がこの『リピート』 タイトル通りの、いわゆる繰り返しの人生を扱ったもの。 その過去に還るという設定を選んで読んだというところに、 僕の弱い心であったり願望が垣間見られるが、 問題はそういうところでなく、面白いかどうか…