2007-07-01から1ヶ月間の記事一覧

『シー・ラブズ・ユー―東京バンドワゴン』 小路幸也

シー・ラブズ・ユー―東京バンドワゴン タイトル通り、前作『東京バンドワゴン』の続編。 前作を読んだ色んな人が、続編があるといいなと言っていたけど、 その期待に答えるかのように、さわがしい家族が帰ってきた。 今回も、前作と同じように、春夏秋冬を通…

『守護天使』 上村佑

守護天使 主人公の境遇に、悲しくなったり、笑ったり、キモがったり。 まあ、普通じゃない。 とはいえ、物語の大筋的には、ないことはない恋愛小説。 一方的な恋だけど、ヒロインのピンチには訪れるヒーロー、守護天使。 この彼が、ドタバタして、スピーディ…

『さよなら妖精』 米澤穂信

さよなら妖精 哲学的意味がありますか?とりわけ、そんな言葉が胸に響く。 遠い国からやってきた、少女マーヤ。 そして、帰る場所を告げずに、故郷に帰ったマーヤを探すため、 思い出だけを頼りに、居場所を探すための、心の旅路。 時代は、1990年初頭。 彼…

『そこへ届くのは僕たちの声』 小路幸也

そこへ届くのは僕たちの声 これは、やばい。 自分にブログを見直すと、近頃ネガティブさが全開。 一年間勉強してきたものの、試験日が近づいているのに加えて、 自分の学力が、まだまだなせいで、過去にないほどのネガティブ。 今後は、カラ元気前向きに行こ…

『Over Drive』 安田剛士

はっきり言って、この漫画は苦手だ。 絵も、キャラクターも、自転車という題材も 嫌いじゃないし、むしろ好きな部類なのだけど、 ものすごく、胸をしめつけられるような気がして、読んでて苦しい。 序盤こそ、そうでもなかったけど、徐々に重たくなってきて …

『14歳』 千原ジュニア

14歳 リアルよりリアリティな十四才。 お笑いの、千原ジュニアの自伝青春小説。 14歳という言葉は魔法の言葉。 どんな飾った言葉より、美しくて、何かが溢れていて、少し切ない。 僕は、そう思っている。 なんとなくイメージできるようでいて、どれも正解…