2008-03-01から1ヶ月間の記事一覧

ちゃんと覚えているんだ、こんなに

この前、邦楽、ちょっとじんわりくる曲集を作ってみたを載せてから、 そのアルバムを良く聞いていたけど、 どうしても、Mr.Childrenの「あんまり覚えてないや」が涙腺に来る。 アルバムHOMEに収録 覚えてないや、覚えてないやとリフレインした後に、 父親や…

『人類は衰退しました ②』 田中ロミオ

人類は衰退しました 2 にかんになり、ものがたりが、ふくざつになったのですよー。 妖精さんは、相変わらずに、 スポット参戦的かと思うけど、ハムスターさんや、イタチさん登場。 タイム・ループ的なものも出てきたり、パロディ満載だったり、 一気に飛ばし…

『人類は衰退しました』 田中ロミオ

人類は衰退しました 人類は衰退しましたが、妖精さんが変わりに繁栄しています。 ですよー なのですー あいー どーもー なんともほのぼのな、妖精さんと人類さんの掛け合いが面白い。 よく考えると、けっこう皮肉めいていたりする。 それと、主人公とおじい…

邦楽、ちょっとじんわりくる曲集を作ってみた

久しぶりにiTunesの更新です。 引越しのために、長い距離車で移動するので やたらめったらCDを作ったりしてます。 黙々と曲を集めて編集して、白いCDに画像つけて、 タイトルを入れる作業が、最近好きです。 1. “歩いて帰ろう” 斉藤和義 2. “a tomorrow song…

『愛煙家にもいわせて!』 藤田美紀

愛煙家にもいわせて! 2、3年振りに父親の運転する車に乗った。 そこで、渋滞や、あまりに遅い車に対するイライラぶり、 荒い運転は、父親からの遺伝だと悟りましたよ。 もう一つ、遺伝かなと思うのは、タバコ。 両親、じいさんと愛煙家の家に生まれ育った…

『永遠の出口』  森 絵都

永遠の出口 永遠という言葉を信じたくなることもあれば、 永遠なんてものありっこないと思うこともあった。 僕は永遠という響きに弱いってことなんてなくて、 なんとなく永遠って響きが好きだった。 なんとなく、日常が続いていくように思えた。 なんとなく…

『凶鳥の如き忌むもの 』 三津田信三

凶鳥の如き忌むもの 刀城言耶シリーズ2作目、ようやくです。 首無しの…を買っていたけど、これを買ってなかったので、 ようやく読める。 前作の『厭魅の如き憑くもの』が、ホラー+ミステリーだった。 (『厭魅の如き憑くもの』の感想) 近作も、まさにホラ…

『ジーコ備忘録 (FOOTBALL Nippon Books)』 ジーコ

ジーコ備忘録 2006年のワールドカップは、本当に残念だった。 でも、その敗戦を受けとめきる前に、オシムの日本代表監督が決定して、 日本のワールドカップを振り返る前に、 新しい代表に向かってしまった。 その時僕は、あのワールドカップは何だったんだろ…

「パプリカ」

パプリカ 祝スレイヤーズ復活!なつかしいですね。 というわけで、スレイヤーズの主役リナ・インバースを 演じていらっしゃった、林原めぐみ嬢が、 声を吹き込んでいる、パプリカを見てました。 オシャレな映画であると共に、難解だった。 特に最初の方が、…

『ターン』 北村薫

ターン 時の迷子という言葉が浮かんできた。 交通事故にあい、気づいた時は昨日。 時は明日に向かわず、昨日が繰り返されていく。 しかも自分以外、人がいない。 時と人シリーズの2作目。 時間というのは、みんな同じように流れていて、とても平等。 でも、…

『空の中』 有川浩

空の中 空の中。 スケールでいえば、宇宙の方が大きい。 それに解明されていないという点でも深い。 空の世界を突き抜けて、人間は宇宙へ行った。 なんだけど、空にはロマンを感じる。 ラピュタであったり、神様の住む天界だったり、 宇宙を飛ぶより、空を飛…

『スキップ』 北村薫

スキップ 思い出は大切だけど、思い出を作っていくことの方が、 ずっと大切なことだと思う。 なんだけど、思い出がなくて、自分が存在している。 自分が自分の思い出を知らずに、他人が自分の思い出を知っている。 これは、とんでもなく残酷なことだと思う。…

『風に吹かれている場合じゃない』 黒田としひろ

風に吹かれている場合じゃない なんだか泣けてくる、おもわず泣けてくるブログを書き始めた瞬間、 CMから流れてきたのはウルフルズの「泣けてくる」 最近この曲には、胸を締め付けられるような気分にさせられる。 そんなウルフルズ、ライブは5人だが、基本…

「ラヂオの時間」

ラヂオの時間 ラジオは、地方ごと、もちろん番組ごとにも違いが良く見える。 こだわりみたいのが、見えてくる。 そして何故かわからないけど、親近感がわく。 生放送が多いというのも、とても魅力的。 僕は、愛知、静岡と住んできた。 愛知ならZIP-FM、静岡…

『ビョークの世界』 イアン・ギティンス著 中山 啓子訳

ビョークの世界 今日は、これで3回目のブログ更新。 最近、映画とか読書が、大好きだな~ ビョーク関連の本は、昔々高校生だった頃『ビョークが行く』を、 ちょこっと読んだ記憶がある。 こちらは全くの未読だったけど、大坂でのライブが忘れられず、 つい…

『カレンダーボーイ』 小路幸也

カレンダーボーイ 三億円を、ふんだくれ!この説明だけだと、あの有名な三億円事件を思うだろう。 でも、この物語はタイムトラベルの話でもあったりする。 しかも2人の幼馴染の。 家族の話で、恋の話で、男の友情の話。 2006年→1968年 小路さんの作…

『インシテミル』 米澤穂信

インシテミル ポップな表紙から、軽めで若者向けのミステリーを思い浮かべるも、 想像以上に本格的な行動心理学的実験であり、ミステリー。 読んでみると、古典ミステリー+αで、帯に書いてあるように 私たちのミステリーといえるような、新しいミステリーだ…

「憑神」

憑神 予備知識無しで見たので、コメディとばかりに思ってました。 森迫永依にいたっては、座敷童子か福の神と思っていたし。 まる子のイメージしかなかったけど、しっかりした子役だな~ 物語は、下級武士(妻夫木聡)が、祈る稲荷を間違えたため 貧乏神・疫…

『異邦人』 カミュ

異邦人 必ずしも、世界の常識が、個人の常識とは限らない。 でも、健全であるために、多くの人が演技をしたり仮面を被ったりする。 そうすることが、ごく自然だけど、そうではない者がいる。 不器用というか、正直というか。 読み終えて、そんな風に思った『…

『病とフットボール―エコノミークラス症候群との闘い』 高原直泰

病とフットボール Jリーグもようやく開幕。 ジュビロ磐田を応援し始めて15年目のkakasiです。 そんなkakasiですが、読んでしまったこの本。 もうちょっと、時間が立てば吹っ切れるのだろうけど、 まだ違和感あります、浦和の高原。 今のジュビロとレッズ比…

『図書館革命』 有川浩

図書館革命 図書館戦争シリーズ最終巻。 エンターテイメントしまくってくれて、 最後の最後まで、突っ走ってくれた。 ラストなのでシリアスになってきたけど、 ラブコメ要素も無くならず。 なんだか、微笑ましい。 図書館の自由、表現の自由、本当に難しい。 …

『HEARTBLUE』 小路幸也

HEARTBLUE この作品は、同作者の『HEARTBEAT』の続編。 その前作を読んだ時、不安でドキドキしていたと、 僕はブログに書いていた。その時の感想→『HEARTBEAT』 今回読んだ時も、ものすごい不安でドキドキしていた。 内容がなかなかに、重たそうな罪なことへ…

『もものかんづめ』 さくらももこ

もものかんづめ さくらももこの初エッセイ集。 友蔵との本当の関係は、知っていたけど、 作者の文章から読み取るのは初めて。 腹黒くて、不謹慎に思えるけど、どこか憎めない。 やっぱりそれは、まる子だから。 それに毒が少しあったほうが面白い。 友蔵以外…

『空からやってきた魚』 アーサー・ビナード

空からやってきた魚 この作者の本で『日々の非常口』とう本が、 日本文化をとても楽しみながら、 日本での毎日を過ごしていることを感じられて興味深かった。 その本はエッセイで、この本もエッセイ。 この本が、著者の初エッセイということで、 生まれてか…

「バタフライ・エフェクト2」

バタフライ・エフェクト2 前作の「バタフライ・エフェクト」は、作品のあらすじから なんかすごい好きそうだと思い、発売日に買いに行ったことを覚えている。 その時の感想もブログで書いていた。→バタフライ・エフェクト感想 思えば、長いことブログ続いて…

「スキヤキ・ウエスタン・ジャンゴ」

SUKIYAKI WESTERN ジャンゴ スキヤキ、大好きです。 ウエスタン、大好きです。 ジャンゴ? という疑問と、無駄に豪華という俳優陣、 そしてB級映画という噂に心踊らされ、見てました。 ジャンゴは、続・荒野の用心棒から取ったよう。 初っ端から香取慎吾の…

「バベル」

バベル スタンダードエディション 大昔、人間は一つの言語で会話をやり取りしていたという。 でも人間が、天の領域に近づこうとした傲慢さから、 主が人間の言葉を混乱させ、散らしたという。 大まかに、これが「バベルの塔」の物語。 タイトルからもわかる…

『あやし』 宮部みゆき

あやし 現代物のホラーも、時代物のホラーにも、 共通してよく思うことは、怖いということもあるけど、 悲しい話であったり、霊になったのが不幸な人物だったと感じること。 宮部さんのこの時代怪奇小説『あやし』は、人情物にも感じられるので、 怖いという…

『六の宮の姫君』 北村薫

六の宮の姫君 高校生だった時、文学作品においての 作者や時代の背景も踏まえて読むと、 面白いということを国語の授業で知った。 その授業の感想でも、そのようなことを書いた記憶がある。 知ったのだけど、高校生活では本を結局ほとんど読まず、 大学生に…

「アヒルと鴨のコインロッカー」

アヒルと鴨のコインロッカー 3月に入りました。 実家に戻りました。 花粉到来、鼻が痛いです、kakasiです。 春それは、出会いと別れの季節。 そんな出会いと別れの青春映画な、アヒルと鴨のコインロッカー。 原作が大好きだったので、見てみました。 それに…