2008-08-01から1ヶ月間の記事一覧

『青空の卵』 坂木司

青空の卵 自称引きこもりの友人を持つ、作者と同名の坂木司が、 身の回りの謎を、その引きこもりの鳥居と解いていくという物語。 以前読んだ、北村薫の「円紫さんと私」シリーズのような 日常の謎と同時に、人との繋がりを強く意識付けられる話だった。 ただ…

『なぜ若者は「半径1m以内」で生活したがるのか?』 岸本裕紀子

なぜ若者は「半径1m以内」で生活したがるのか? 半径1mの自分の城に篭ろうとしたけど、 あえなく断念して、200km離れたとこで生きてますなkakasiです。 ブログの更新がパタリと止まってしまったが、 あいも変わらず本は読んでいる。 ただ、頭の中がご…

『メドゥサ、鏡をごらん』 井上夢人

メドゥサ、鏡をごらん 以前読んだ『クラインの壷』の岡嶋二人というのは、 2人の作家の競作(クラインに限っては、ほとんど井上さんで書いたようだが) ということなのだが、現在はコンビを解消している。 岡嶋二人の他の作品を読んでも良かったが、 タイト…