2010-01-01から1ヶ月間の記事一覧

お仕事は大変だ

ようやく残業完了。 明日というか、もう今日か。 今日、明日と2連休なので実家に帰ろうと思ったけど、 仕事と関係ないような、もろもろのお仕事を家に持ち込み、只今完了。 もうちょい要領よくやっとけば良かったけど、 仕事場ではトラブル続き+忙しい時期…

『ひとがた流し』 北村薫

ひとがた流し すごくゆったりとした流れに沿うかのようなお話で、 じわりじわりと引き込まれていった。 大きな出来事が無いわけでもないけど、 終始一貫として、同じような雰囲気だった。 読む人にとっては、終盤は暗くて悲しいと思うけれど、 僕には最後ま…

『屍鬼 1~5巻』 小野不由美

昭和ミステリの舞台を思わせるような小さな村が舞台。 でも、現代が舞台で人物も若い子は現代風な設定が奇妙。 村で起こるある事件も奇妙なもので、物語はとらえどころがない。 じわじわと村に広がっていく事件は、次第に急速にスピードを上げていき、 僕と…

『イニシエーション・ラブ』 乾くるみ

イニシエーション・ラブ 恋愛小説は苦手なんだけど、これは見事なミステリー。 もちろん恋愛小説としても読めるけど、 最後の2行を読むと恐怖感じるミステリーに早変わり。 読んでいく最中で感じていた違和感が、 はっきりとした回答となって返答されたこと…

『解決まではあと6人―5W1H殺人事件』 岡嶋二人

解決まではあと6人―5W1H殺人事件 平林貴子という謎の女性が、興信所を訪れて奇妙な依頼をするというミステリー。 一応依頼は完遂されるけど、どうもそれがしっくりこない。 依頼内容は達成されているのに。 そうして章が終わったら、また平林貴子という女性…

『おかしな二人―岡嶋二人盛衰記』 井上夢人

おかしな二人―岡嶋二人盛衰記 作家岡嶋二人(井上夢人、徳山諄一)の繁栄と衰退を描いたエッセイ。 ド素人の二人が江戸川乱歩賞を狙い、コンビを組み小説を作っていく。 お互いの足りないものをお互いで埋めあう。 そして訪れるすれ違い、恋人のような夫婦の…

『あゝ、荒野』 寺山修司

あゝ、荒野 胸が痛くなるような、昭和を感じる2人のボクサーの物語。 寺山修二を僕は知らない世代だけど、人気があったのがわかる気がする。 独特なんだよな、考え方が刹那的というかなんというか。 小説なんだから、その考え方が寺山修司という人間を表し…

『宵山万華鏡』森見登美彦

宵山万華鏡 非常に不思議な物語集。 色々な謎が解けたような解けないような不思議で面白い話だった。 京都の祇園祭を様々な視点で描く万華鏡を覗くような話。 馬鹿馬鹿しさと恐ろしさと面白さが混じり合う怪奇譚で、 森見さんの今までの作品をぶち込んで、か…

『鴨川ホルモー』万城目学

鴨川ホルモー もはや何が何だか…… 本の内容にしても、自分が読んだ時期にしても。 確かこのホルモーの映画が始まる前のことでして、 何をいまごろといった気分。 内容の方は森見登美彦さんが好きならこれも好きかなと。 同じ雰囲気を感じる。バカバカしくて…

『木曜日だった男』チェスタトン

木曜日だった男 一つの悪夢 とっくに明けておりますが、改めてあけましておめでとうございます。 正月などどこ吹く風で仕事だったので、 ブログでも正月などスルーでいきます。 さっそく本の話に。 しばらくは去年のブログが止まっていた間に読んだ本でいき…