「亀は意外と早く泳ぐ」
この頃、静かな余韻残る映画が好き。
もちろんその余韻が残るためには、それまでの過程が大切。
だけど、この映画内容は、とってもくだらない。
意味不明なこともしばしば。
だけど、何か日常の大切なことが詰まっている気がする。
だから、最後の余韻が気持ちよかった。
主題歌のレミオロメンの「南風」が、非常にポップで
すがすがしくて、気持ちよさが倍増。
でも、そんなこと観ている時は思わなくて、
くだらなくて、おもしろい。
奥様はスパイ、スパイですよ奥様。
脱力系の名は伊達じゃない。
ゆる~いコメディで、キョトンとするか笑うかどっちか。
フェッフェッフェ~とは笑わないけど。
この空気、この雰囲気が、すごく良い。
今何か、色々考えて、ブログの記事を書こうとしてるけど、
やっぱりこの映画は、そんな風にすごい考える映画じゃないかもしれない。
基本的に笑って観ていれば、いいと思う。
主役の上野樹里のちょっとおかしい平凡ぶりや、
蒼井優の主役の個性を引き立てる、はっちゃけぶりを満喫するのもいい。
あと要潤が、大変良かった。自分スロー最高。
もちろん松重豊も、見てるだけでコワモテなのにおもしろい。
あらすじだけ見て、つまらなそうと思っている人がいたら
見てみることオススメ。
意外とおもしろい。
見た目だけじゃないおもしろさが、そこにはあるかも。