炎のメモリアル
家族を愛し、仕事を愛し、全力で生きたあなたが、誇りだった
消防士をかっこよく、勇敢に映せた映画だと思う。
ベタと言えば、ベタだけど、うまく作ってあり秀作だと思う。
消防士として、男として、父親としての悩み、葛藤、
それでも人を救うことを止めなかった、男達に敬意を払いたい。
この映画は911テロでの消防士達への追悼の作品なのです。
その辺は、見た後でもいいから知っておいて欲しい。
主演は、ホアキン・フェニックス。不死鳥の名を持つ男。
この映画での彼は、不死鳥だった。
なんどもピンチに遭うし、消防士としての不幸を目の辺りにするが、
それでも、人を救うために現場へと行った。
昨日のブログで書いたが、「スタンド・バイ・ミー」で有名になった、
リバー・フェニックスの弟だ。このまま飛び続けてくれよ。
ジョン・トラボルタも最後は、おいしい役と言ったら、失礼だけど、
ああいうのは、涙腺にくる。
実家のすぐ近くにも消防署の寄り場見たいのがあって、
夜とかに、そこからサイレン鳴らして、消防車が走っていく音を、
何度も聴いていたけど、うるさいな~とか思ったこともあったけど、
やっぱり今思うと、不謹慎だったと思う。
友達の親父さんが、消防団に入っていたけど、やっぱり大変だったんだろう。
今は、もう止めたみたいで、お店開いているけど、
田舎なので、大きなビルは無く、映画みたいな大きな家事は無いけど、
炎を相手にする仕事なので、危険なことには変わりないし、
体のこととか、家族のこととか考えたのだろうなぁ。
ここからネタバレ
原題は「LADDER 49」
でも、日本じゃ「炎のメモリアル」
確かに、炎の中での回想記だから、合ったタイトルだけど
やっぱ原題の方がいいかな。消防署のハシゴ車第49番隊って意味みたいです。
ホアキン演じるジャックが、ハシゴ隊に行きたいと希望して、
そこから、あの悲劇が始まったわけだけだけど、
危険なハシゴ隊だからこその、仕事も大切なわけで。
こんなに、自分の仕事に誇りを持ち、働く人達がいるということを。
「Shine Your Light」が最後に流れた時は感動でした、
ベタな映画だけどやっぱり、泣ける。
赤い車が止まる、までずっと信じてたんだけど、
ラストはやっぱり……
家族を愛し、仕事を愛した、ジャック・モリソンに敬礼。
あなたは、勇敢な男だったよ。