苦しい時にこの一曲part3

「終わりなき旅」 Mr.Children

終わりなき旅 終わりなき旅

前にアルバムこの曲が収録されている「DISCOVERY」について書いたけど

今回は、この曲一本に絞って書いてみようと思います。

ミスチルのニューアルバムのお祝いに。

僕が初めて買ったアルバム「DISCOVERY」

目的は、ただこの曲のため「終わりなき旅」

中学1年の時、学校が終わり、学校の近くの小さなCDショップに直行した。

モノクロのジャケット、変わった形のCDケース、

歌詞カードを開くと、カラフルとは言えないが、

鮮やかな空と、血のように濃い赤い花だ。

歌詞は、白い文字で浮き上がるように、ある場所では背景に溶け込むように。

閉ざされたドアの向こうに 新しい何かが待っていて

その頃、小学校の小さな垣根からはずれ、

中学では多くの人と出会った。新しい世界だった。

部活にも入った。

テニス部で1年の内は、ボール拾いと基礎トレばかりだったけれど、

楽しい仲間ばかりで、内気なほうの性格の自分でも簡単に溶け込めた。

新しい何かが、花開いていた。

だからという訳じゃないけど、この歌の詩が深く染みた。

新しいドアの先には、何かが待っていてくれていると。

難しく考え出すと 結局全てが嫌になって

考え出すと、とにかく頭がこんがらがるし、答えも出ないことが多い。

だから、とにかく進んでみたい。間違えることもあるけど、

何かが待ってるかもしれない。

僕は弱い人間だから、過去を振り返ってばかりで、自分でも嫌になる。

だから、なるべく未来に目が向くようにしたいと思っている。

この歌を口ずさむ時は、たいがい苦しい時が多い。

ただ、単に疲れたとかいう身体的に苦しい時もそうだが、精神的に苦しい時も。

だからこの一曲は、苦しい時のとっておきだ。

そういえばこの歌が世に出たとき、

ミスチルの復帰作なので期待が大きかったせいか、

テレビとかで、まだミスチルはこんなものじゃない。

と、評価されていた記憶がある。

僕は本当に音楽をかじりたてだったので、

こんなすごい歌で何故?と思っていた。

僕は、音楽性よりその頃は歌詞の良し悪しをすごい気にしていた。

だから、こんなすごいことを歌っているのに、

こんな評価なのは何故?と思った。

やっぱり、今でも超名曲だと思っているけど。

もっと大きなはずの自分を探す 終わりなき旅

自分を見つけることは本当に難しい。

胸を張って自分はこういう奴で、

この自分が一番良いといえる人は、そんなにいないだろう。

本当に、自分にあったことをしているか、

自分のやりたいことをしているか、などなど。

自分の進むべき道は、一本では無いと思う。

特に今の世の中なら、色々な道へ進むことができる。

僕らの目の前には、様々な道が伸びている。

平凡な道もあれば、荒れ果てた道もあるし、高い上り坂かもしれない。

そんな色んな道を歩き、その先に待っている新しいドアの向こうに

少しでも大きくなった自分を見つけることが出来れば、

それはもしかしたら、正しい道なのかもしれない。

一生悩んで、一生道を選び、一生歩いていく。

嫌なことばかりではないさ さあ次の扉をノックしよう

終わりなき旅。

その先に何かが待っていてくれるなら、

この先もどうやら歩いていけそうだ。