「シンデレラマン」
戦うお父さんってステキな、映画。
最期のタイトル戦では、『はじめの一歩』の
ホークVS鷹村戦を思い起こした。
全然主人公のタイプと違うんだけど、なんとなくね。
こういう映画は、今年やった映画で言うと『ミリオンダラー・ベイビー』と同じタイプ。
ボクシングを下地にしたヒューマンドラマ。
「シンデレラ」では、本物の家族がいるのと、やっぱラストが全然違う。
家族の存在で、こっちは家族とのストーリーが多い。
「ミリオン」では、家族の変わりになるフリーマンやイーストウッドが、
コーチ役なので練習シーンが多かったかな?
シンデレラでは、練習シーンは少ないけど、家族愛のためにはしかたない。
ボクシングのシーンは、どちらもなかなかに良い。
タイトル戦のラッセル・クロウの目がすごい良かった。
こういう目をするなら負けないと、思える目がすばらしい!
どっちかというと、ヒラリー・スワンクの方が好きだけど。
レニー・ゼルウィガーも実生活とは違い良い妻。
多少ヒステリックだけど、いいじゃないかな。
実話を基にしたというこの映画。
当時のアメリカの不況をうまく絡めたいい作品でした。
主人公の境遇の酷さから、伺えます。
僕は、実話を知らなかったので、ラストがわからずドキドキしました。
「ミリオンダラー」の例があったので。
あの歓声があがるラストは、お見事。
「シービスケット」の時と同じ感覚。
アメリカの夢を、乗せて走る馬のように。
アメリカの夢を、家族の幸せをその両の拳に乗せて、
戦う父親ってステキやん。