「パッチギ!」

パッチギ ! スタンダード・エディション  パッチギ!

鮮度が命!

ということで、色々ブログに載せたい本や、映画などが溜まってますが、

さっき見たばかりのこのDVDを記事に。

ゲロッパ」も好きなんですが、これも好きですよ、井筒監督。

単なる毒舌親父じゃないんですよね。

日本の不良の頭の悪さや、暴力が目立つけど、

そこはメインじゃない…と信じたい。

ただ、単に楽しみたいって映画と、

しっかり内容を理解したいという映画があるけど、

これは、しっかり監督の意図を理解したい映画。

でも、以外に単純かも。

革命や!レボリューション!

時代が60年代ということもあり、日本は変わりつつある。

ビートルズ、グループサウンド、運動、

そして青春につきものの「恋」または「愛」

若手が躍動する。塩谷瞬、高岡蒼祐、沢尻エリカ、いいよ、いいよ。

おっさんは嫉妬したいよ、高校生っていいよな~(遠い目)

そしてそんな若者がパッチギ(頭突き、突き破る、乗り越える)

する映画でもある。

沢尻エリカは、オーディションで「日本映画を変えたい!」と言ったそう。

レボリューションだね~

在日も扱っていて、多少重たくはなるが、しかたがない。

そして在日を、考え、知ることは、今の僕達も必要だ。

劇中におじいちゃんが「お前ら日本人にわかるか!」

みたいなことを言ってたけど、もっともだ。

情報に左右されるのも考えものだけど、知らないでいることは、

時に罪なる。

そして、歌の使い方がうまい。ゲロッパ同様。

イムジン河」は、本気で良い。ギターで覚えたいよ。

最後の日本語、朝鮮語の両方を交えて歌ったイムジン河には、

主人公のやるせない悲しさと、友好の思いが見られ、

色々な人物の「パッチギ」

の瞬間をバックにすばらしかった。

イムジン河」は、ザ・フォーク・クルセダーズが、

本当に出して、販売禁止を喰らったらしい。

ちなみに、これを教えてくれる、オダギリジョー演じる坂崎のモデルは、

アルフィーの、あの坂崎幸之助がモデルらしい。

オダギリジョーも良いアクセント。ヒッピー風の格好には、笑った。

ハウンド・ドッグ大友康平のディレクターには、男気を感じる。

言論の自由じゃ!制度に革命を!とな。

世界は愛で変えられる。

色々、書いたが、結局は愛の話だ。

恋愛、友愛、愛愛愛愛愛愛…… 一番大切なものなんだ。

「情」ではなく、「愛」を。

世界はそれを愛と呼ぶんだぜ