「DEATH NOTE デスノート」
ようやく見ました。デスノート。
漫画は読んでいたけど、映画はなかなか見る気がでなかった。
人の評価で決めるわけでないけど、あんまり評価も芳しくなかったので。
最近、毎日にお疲れなので映画は元より、DVDさえ見る気もしなかったが、
ようやく復活、映画でも見ようかと、借りてみることに。
そして映画は、思っていたより全然面白かった。
重さがあって、チープではなく映画的。
頭脳戦ということは、僕はお頭が良くないので、素直に興奮。
大筋は知っていても楽しめた。
ただラスト、映画オリジナルの青空ナオミとの対決。
ペンを出したとこはわけがわからない。
でも、次へ続く終わり方は上手いと思った。
ストーリーは言わずもがな、それよりLの松山ケンイチが圧倒的。
ここまで再現できるのかというほどに……
もう主役でいいじゃんと、思ったらスピンオフ。これは納得。
漫画は好きだけど、やたら長い文字のせいでテンポが良く読めなかったが、
映画はその点、テンポもいい。
まあ、文字というか会話や、心理描写を省いた分、
その点で、原作の重厚さが無いと批判されるだろうなとは思った。
全12巻の漫画を、実写映画とするには完璧は無理。
月=キラが理想の世界を作るために無常にも人を裁くのと同じように、
必ずしも、切り捨てないといけない所がある。
月の自分の正義があるように、
それぞれの人に自分の中でのデスノート像があるだろう。
原作を読んだ人ならなおさら。
完璧じゃないとしても、映像としてのデスノートは傑作だと思う。
でも、漫画を1,2巻くらい読んだくらいの人が、
一番楽しめるだろうなとは思った。