『天孫降臨/日本古代史の闇―神武の驚くべき正体』 コンノケンイチ

天孫降臨/日本古代史の闇―神武の驚くべき正体 (5次元文庫)  天孫降臨/日本古代史の闇―神武の驚くべき正体

な、なんだってー!

本の内容から、そんな某漫画の決まり文句が浮かんでくる……

いわゆる歴史解明な、夢か真実か幻かなあやふやな話だった。

でも妙な説得力があるので、信じるのに値しないが、

心の片隅にでも置いておきたい、そんな空想理論。

読んでいてわかるが、著者は大真面目に書いているし、

色々裏づけも取っているが、ところどころテンションに流されている気がする。

持論の矛盾が出てくると、多少の誤差はとか言い出すし……

あと、ちょっと無理がありすぎるこじつけが。

これが事実なら、そりゃテンション上がるだろうし、しょうがないか。

狂信的に無知なる人々をズバズバ切り裂いてくるような語り口で、

読んでいて、ぞくぞくしたのも事実。

小説や漫画にして歴史解明ミステリーみたいにすると面白そう。

それこそM○Rで。

歴史解明でいえば、ちょっと前のだけどイリヤイッドが面白い。

と、内容に触れると本当に怪我しそうな内容だった。

タイトルと全然関係なくはないけど、

はっきりいってタイトル全然違うじゃんみたいな話ばかりで、

オカルティックでそれこそ、雑誌のムーみたいな。

旧約聖書の神と新約の神は別のものだった。

そして人類には爬虫類系の先祖と哺乳類系の先祖がいて、

その2種の最終決戦がハルマゲドンで、黙示録がウンタラカンタラ……

とても今の僕には理解できない……

理解できないが、歴史というか神話の矛盾や謎をビシビシついてくるのは興味深い。

最近の話では、ファティマの聖母やUFO、宇宙人、ダイアナ妃、ケネディなど。

色々詰め込んであって焦点がぼやけそうだけど、

爬虫類系人類の末裔ということでカバーしてある。

これが本当だったら、人類大パニック。

私は知っているのだという著者の立場が、ちょっと腹だたしかったが、

それが真実かどうかは、もうちょっとでわかる。

著者の主張でいうと2013年前後には、

爬虫類系と哺乳類系との最終戦争が起こるらしい。

ノストラダムスの悲劇再びか?(著者的に予言は9・11を指すらしいが)

あとこの文庫の5次元文庫って何?