「世界の中心で愛を叫ぶ」
そこは世界の中心と呼ばれる場所だった。
二人はぐるぐると回っていた。
そこの中心にいるのは彼女で、
彼女は、二人の世界の中心だった。
二人の世界は、いつだって暖かかった。
でも、台風が迫っていて、
中心から離れた場所は大きな荒波が寄せている。
彼女は幼かった。彼は少年だった。
彼女は、その中心で泣きながら微笑んでいた。
彼らを結ぶのは、短い思い出と古ぼけたカセットテープ。
忘れたくなかった、忘れるはずもなかった。
でも、忘れていくことが怖かった。
何ができるのかもわからなかった。
そこは世界の中心と呼ばれる場所。
あの日、背中に彼女を乗せ走ったバイク時叫んだ。
その時のように叫んだ、心の中に押し留めた思いとともに。
世界の中心で、愛を叫ぶ。
追記
スイマセン、久しぶりに読み返してみたら
まあ、やる気のない文章でした。
物語を羅列してるだけだ~