『木曜日だった男』チェスタトン

木曜日だった男 一つの悪夢 (光文社古典新訳文庫)木曜日だった男 一つの悪夢

とっくに明けておりますが、改めてあけましておめでとうございます。

正月などどこ吹く風で仕事だったので、

ブログでも正月などスルーでいきます。

さっそく本の話に。

しばらくは去年のブログが止まっていた間に読んだ本でいきます。

ミステリーかと思いきや喜劇。真面目に不真面目。

七曜会という謎の組織を廻るドタバタ劇。

「街」というゲームの七曜会というシナリオの元ネタかな。

タイトルの『木曜日だった男』から、もしかしてと思い手に取ると、

七曜会という単語がでてきいてやっぱりなぁと思った。

七曜会という組織に入り、その実態を探るということも、

面白おかしい、不可思議な話ということも同じであったことだし。

大筋は読みやすいけど、細かいところで裏切られる。

先が読めるんだけど、その過程がバタバタしていてそこが面白い。

お約束的な流れがわかりやすすぎるのだけど、

やっぱりそこが面白い。お前もかよっ!やっぱりっ!って。

不思議なアドベンチャーでいて、哲学的なおかしな話だった。