読書 作家別 「海外」

『夏への扉 新訳版』ロバート・A・ハインライン

夏への扉[新訳版] いつの間にか、熱っついけど、大好きな夏が終わって冬になるようです。 それでも、大好きな夏への扉を探しています。 更新しない間に25歳になりますたkakasiです。 昨年買ったはいいけど、なかなか読む気が起らず今年ようやく読めたのが…

『木曜日だった男』チェスタトン

木曜日だった男 一つの悪夢 とっくに明けておりますが、改めてあけましておめでとうございます。 正月などどこ吹く風で仕事だったので、 ブログでも正月などスルーでいきます。 さっそく本の話に。 しばらくは去年のブログが止まっていた間に読んだ本でいき…

『菊と刀』 ベネディクト

菊と刀 久しぶりに読書の感想記事です。 なんか毎日毎日疲れてて、最近本読めてません。 実はこれも、まだ精神的に健全だった時読んだ本で、 内容も曖昧な部分が多いのです。 たぶん10冊以上、感想記事書いてないのが残ってます。 おかしいな~、読書の備…

『リプレイ』 ケン・グリムウッド

リプレイ もしも人生やり直せたら…… そりゃ、考えたことはなんどもあるけど、 そんなこと考えたって、無駄だってことぐらいわかっている。 時間は、前にしか進んでいないんだからね。僕の人生では。 とはいっても、妄想の中では過去の自分の行動を変えてみた…

『恥辱 SKAM』 カーリン・アルヴテーゲン

恥辱 お久しぶりです。(この言葉何回使ってるんだろう?) 仕事にも、夏の暑さにもマケズと行きたいですが、 今日とうとうクーラーを使いました。kakasiです。 久しぶりに本を完読。 海外作家の本ということも久しぶり。 なんか久しぶりなことばかり。 でも…

『ジーコ備忘録 (FOOTBALL Nippon Books)』 ジーコ

ジーコ備忘録 2006年のワールドカップは、本当に残念だった。 でも、その敗戦を受けとめきる前に、オシムの日本代表監督が決定して、 日本のワールドカップを振り返る前に、 新しい代表に向かってしまった。 その時僕は、あのワールドカップは何だったんだろ…

『異邦人』 カミュ

異邦人 必ずしも、世界の常識が、個人の常識とは限らない。 でも、健全であるために、多くの人が演技をしたり仮面を被ったりする。 そうすることが、ごく自然だけど、そうではない者がいる。 不器用というか、正直というか。 読み終えて、そんな風に思った『…

『空からやってきた魚』 アーサー・ビナード

空からやってきた魚 この作者の本で『日々の非常口』とう本が、 日本文化をとても楽しみながら、 日本での毎日を過ごしていることを感じられて興味深かった。 その本はエッセイで、この本もエッセイ。 この本が、著者の初エッセイということで、 生まれてか…

『四つのサイン(著名)』 アーサー・コナン・ドイル

四つのサイン 前作を読んでも感じたけど、 やっぱり子供の頃読んだホームズを、 僕は完全に忘れ去っているようだった。 だけど、そのことに感謝しても良い。 何とも古い作品なんだけど、新鮮な楽しさを感じれるからだ。 話の内容を覚えていたら、 また違った…

『裏切り SVEK』 カーリン・アルヴテーゲン

裏切り 最新刊が出ているのに、まったく気づきませんでした。 カーリン・アルヴテーゲンの3作目。 前2作が、とてもおもしろかったので期待して読みました。 確かに、よく出来ていた。 上手だった、とても深いところの人の心理を痛いほどに突いていた。 だ…

『緋色の習作(研究)』 アーサー・コナン・ドイル

緋色の習作(シャーロック・ホームズ全集①) ここのところブログを書く頻度が落ちていたせいで、 読んだ本が、溜まってきている。 そんなこともあり、文章を書く気力もあるので今日は、記事3つ目をUP。 そんないっぺんに書くなら、 日頃からしっかりしない…

『グレート・ギャツビー』 スコット・フィッツジェラルド、村上春樹 訳

グレート・ギャツビー 美しくも儚い、人の心の移りよう。または、映りよう。 ギャツビーの精神は、一人グレートだった。 僕には、村上春樹の文体が、とても読みやすく、美しく感じる。 その村上春樹が、非常に美しいと語るこの作品。 僕には、原文を読めるほ…

『日々の非常口』 アーサー・ビナード

日々の非常口 筆者のアーサー・ビナードさんはアメリカ生まれだけど、 すでに日本に暮らし始めて、数十年。 本を読む限りだと、かなりの日本通。 僕らの知らない、いや普通に日本に暮らす僕らだからこそ 知らないこと、気に留めないようなことも知っている。…

『キャッチャー・イン・ザ・ライ』J.Dサリンジャー 村上春樹訳

キャッチャー・イン・ザ・ライ 『The Catcher in the Rye』 そう、あのライ麦畑でつかまえてをようやく読みました。 昔、野崎版の翻訳を読んだのだけど、すぐに挫折。 村上版は、とても読みやすかった。 まあ、昔と今では立場が違うってこともあるけど。 こ…

『ダ・ヴィンチ・コード 上・中・下』 ダン・ブラウン

ダ・ヴィンチ・コード上・中・下 文庫出るの早いな~。映画効果か? まあ、読み手とすれば、ありがたいことで というわけで、読んでみました世界的ベストセラー。 始めに言っておきますが、僕は別にキリシタンでもないし 仏教徒でもない、ごく普通の一般人で…

『変身』 カフカ

変身 カフカです、ドイツです。なんじゃこりゃ~!です。 物語は、主人公のグレゴール・ザムザが朝起きると、 巨大なムカデのような化け物に変身してしまっていて その姿のまま暮らす彼と、それを何故こんな風になってしまったかも 疑問視せず、かくまってい…

『喪失 SAKNAD』 カーリン・アルヴテーゲン

喪失 個人的に大注目なカーリン・アルヴテーゲンの2作目。 とか言いながら前作の『罪』読んでから、けっこう空いちゃったけど。 主人公への感情移入が上手くできる作品です。 18歳まで裕福な家で暮らしていたが、 その後ホームレス同様の暮らしをしていた…

<span style="color:#0000FF;">だから、私は死んでしまいたい</span>

『海を飛ぶ夢』 ラモン・サンペドロ 海を飛ぶ夢 ミリオンダラーベイビーの記事への トラック・バックをしてもらったサイトから知った映画。 映画を見たかったんだけど、近くで上映してないので、原作を読んで見た。 一週間くらい前にだけど… 感想ブログに書…

『箱のなかのユダヤ人』トマス・モラン

箱のなかのユダヤ人 タイトルから想像できるよう第二次世界大戦のなかの、 ナチス・ドイツの、ユダヤ人迫害が、背景にある。 この小説は、一人の少年の視点から語られる 戦争時の少年の日常が語られている。 命の恩人であるユダヤ人を、 自分の納屋の幅1m…

「罪 SKULD」カーリン・アルヴテーゲン

罪 SKULD 今まで、海外の小説って一日で読み終えたこと無かったけど、 この本は、初めて一日で読み終えました。 気になって、授業中とかにも読んでしまった。 友情と復讐と心の病。これが印象に残る3つでした。 出たばかりの本なので、ネタバレしないように…

「天使になった男」 ジョー・タイ

天使になった男 本を買ったら付いてきた、青い羽がうれしい一冊。 幸せの青い鳥ならぬ、幸せの青い羽でしょうか。 超感動作なようなので、買って見たが、それほどでもないかも。 ただ、いい事は言ってると思う。 小説と言うより、自己啓発本のよう。 小説の…

『ジョニーは戦場へ行った』 ドルトン・ランボ

ジョニーは戦場へ行った 深い、深い、谷底へと気持ちが沈むような小説。 いつかは、救いがあるだろうと思い読んだが、 結局ジョニーへの救いは無かった。 もしこの小説に主題歌つけるなら、 ストーンズの「Gimme Shelter」にするな。 戦争というものは、人の…