「街~運命の交差点~」
ここのブログをよく読んでいる人がもしいたならば、
僕が群像劇が好きなことを知っているかもしれない。
僕は、群像劇が好きだ。
そして最近では、伊坂作品や、有頂天ホテルもそうだった。
マグノリアは、あんまり好きじゃないけど。
そんな群像劇を好きになるきっかけを作ったのが、このゲーム。
それ以降、群像劇を見ると、人間が愛しくさえ思える。
全てがバラバラな人物たちが、織り成す一つのドラマ。
個人的にこれ以上の群像ドラマは無いとさえ思える。
ゲームだからこそできる。
ゲームだからと侮ってはいけない。
若かりし時の、窪塚洋介、北陽の伊藤さおり、ダンカンなんかも出ている。
主人公は8人とあるけど、主人公は8人じゃない。
あえて言うなら、舞台となる渋谷の街こそが主人公かもしれない。
このゲームをやると、そこに生きる一人一人が、
主役として生きていることを自覚できる。
共通していることは、その街で生きているということ。
舞台の渋谷の街は、主役の場であり、媒体でもある。
最近PSPでリメイクされたので、久しぶりにこのゲームを思い出した。
リメイク版もやりたいけど、PSPは持っていないので断念。
ストーリーとしては、世にも奇妙な物語風なものが多い。
泣かせる話や、コメディ、恋愛も揃っている。
忘れられないゲーム。
だけど、忘れたいゲーム。
忘れられれば、もう一度真っ白な状態で楽しめるから。
チンチコーレが忘れられない。