「街~運命の交差点~」

PS one Books 街~運命の交差点~ サウンドノベル・エボリューション3 街~運命の交差点~ サウンドノベル・エボリューション3

ここのブログをよく読んでいる人がもしいたならば、

僕が群像劇が好きなことを知っているかもしれない。

僕は、群像劇が好きだ。

群像劇といえば、マグノリアや、漫画の人間交差点

そして最近では、伊坂作品や、有頂天ホテルもそうだった。

マグノリアは、あんまり好きじゃないけど。

そんな群像劇を好きになるきっかけを作ったのが、このゲーム。

それ以降、群像劇を見ると、人間が愛しくさえ思える。 

全てがバラバラな人物たちが、織り成す一つのドラマ。

個人的にこれ以上の群像ドラマは無いとさえ思える。

ゲームだからこそできる。

ゲームだからと侮ってはいけない。

若かりし時の、窪塚洋介北陽伊藤さおり、ダンカンなんかも出ている。

主人公は8人とあるけど、主人公は8人じゃない。

あえて言うなら、舞台となる渋谷の街こそが主人公かもしれない。

このゲームをやると、そこに生きる一人一人が、

主役として生きていることを自覚できる。

共通していることは、その街で生きているということ。

舞台の渋谷の街は、主役の場であり、媒体でもある。

最近PSPでリメイクされたので、久しぶりにこのゲームを思い出した。

リメイク版もやりたいけど、PSPは持っていないので断念。

ストーリーとしては、世にも奇妙な物語風なものが多い。

泣かせる話や、コメディ、恋愛も揃っている。

忘れられないゲーム。

だけど、忘れたいゲーム。

忘れられれば、もう一度真っ白な状態で楽しめるから。

チンチコーレが忘れられない。