「玲玲の電影日記」
どうも、中国語を習い続け3年目になるkakasiです。
だけど中国映画は、霊幻道士と幽幻道士くらいしか見たことありません。
あと、授業で見た何かと少林サッカーくらいかな。
ということで、中国映画観てきました。
休講って何て素晴らしいんだ。
今回は人生で、一番贅沢な映画でした。
こんな素晴らしいことは、ないです。
それもそのはず、
客が自分以外、一人もいなかった!
ど真ん中で、ふんぞり返って映画観てやりましたよ。
しかもタダ券使ったので無料。
素晴らしきかな映画館。
なので知名度があんまりにも無いから、このブログでは
いつもよりあらすじ多めで行きます。
中国版ニューシネマパラダイスと宣伝されているこの映画。
本家は、幼年期はもちろんだけど、青年時代まで行くが
こちらは、幼年期だけに絞込み、淡い思い出話となっている。
大人になった今、当時を振り返るという本家と同じ内容。
ただし、振り返るのは主役と思える玲玲ではなく、
彼女の日記を読む、ある青年。
映画スターを夢見た少女が、唯一主役でありえた、
彼女の人生とも呼べる日記。
そこから物語は、逆行する。
時代が時代だけに、けっこうハードです。
なんというか中国らしい。
広大な自然と、古き映画たちが、物語を彩る。
少女だった玲玲と、家族、映画。
そして彼女の幸せな時を作った少年との物語。
だけど、この少年。
なんてキチ○イな子。
見てて、正直ムカツクガキですが、子どもなんてそんなものかもしれない。
だけど、玲玲の弟は天使みたいな子どもだ。
なんでこんな少年を、思い続けられたのか不思議。
だけど、そんなものかもしれないと思い見つめていた。
ラストの方は、涙涙涙な展開なんだけど、けっこうあっさりしている。
あんまり詳しく書くと、映画観る意味なくなっちゃうので書けないけど
もっと盛り上げても良いかと思うが、
ここまで観ていて、そういう映画でもないので
これくらいあっさりしていて、いいかとも思った。
十分すぎるくらい、気持ちは伝わってくるので。
これは、家族の話であり、黄金の映画時代の話であり、
少年の話でもあった。
ああ~そうだったんだと、終盤にかかるにつれわかることも多くあった。
そして最後に思ったのは、劇場で映画を見るなら、
やはり、一人より大勢の方がいいに決まっているということ。
映画は人生の一部であり、多くの人を繋ぐ架け橋になる。
少なくとも、テレビスペシャルのような映画より全然楽しい映画だった。