「ゲド戦記」

スタジオジブリの映画を観にいったのは

千と千尋以来だったりする。

宮崎駿が監督ではないけど、否が応にも期待しちゃった映画。

テルーの歌を素晴らしくよかったです。

ただ、そこばかり印象に残っているというのもどうかと。

僕は駿監督の映画だと、何故か心が暖かくなるので好き。

わかってはいるけど、そんなことを期待してしまった。

この点は僕の考えがいけないんだけど

やっぱり息子だというと、父の持っているものを求めてしまう。

良いところを探せば、けっこうあるけど

やはり父の偉大な背中が、大きすぎる。

みんな、父と息子は違うとわかっているけど

父、駿の顔が浮かんでしまうのはしかたないかもしれない。

原案、宮崎駿だったし。

今度はジブリ以外で勝負して欲しいかな~と感じた。

映画自体は、なかなか楽しめた。

戦記というからには、バトル物をイメージしていた。

ロード・オブ・ザ・リング」みたいな。

だけどそんなことなくやっぱり、ジブリ映画。

ちなみに、原作は読んだことはないです。

ただ、消化不良なとこが目立って、結局何だったんだ?と思った。

竜のこととか、父を殺した動機だったり、

その後、どう思っていたとか、ゲドや影、剣のこととか。

もうちょっと、知りたかった。

そういう謎とか、ほっといてもいい作品はあるだろうけど

この映画では、詳しいことを知っておきたかった。

ファンタジーだから不思議なことを、ほっといてもいいと思えなかった。

一生懸命作ったのだろうから、けなすことは嫌いだけど

あんまり満足は、いかなかった。