「黄金狂時代 The Gold Rush」
うちの親がチャップリン好きで、映画もビデオにダビングしていたので
たぶん、僕も以前見たことがあると思う。
なんとなく覚えているシーンが多々あるので、そうなんだろう。
だけど、テレビであるシーンだけ流したり、
パロディとして多くやったであろうので、
知っているシーンがあるだけかもしれない。
そんな多く知っている場面があったけど、文句なしに楽しめた名作。
見所は、確実にチャップリンその人。
彼が、喜劇王だということは、この映画を見れば明白。
少ない言葉でも、パントマイムのような動きで笑いがとれる。
一言でいえば、チャップリンは、おかしい。
行動自体が、存在自体がおかしいし、奇妙。
愛嬌があって、哀愁もある、その上ただのチビのようにも見える。
革靴を食べるシーン、にわとりになるシーン、家が傾くシーンと
特に、雪山の遭難シーンがすごくおもしろかった。
ほとんどが、記憶に残ることばかりだった。
志村けんなんかは、チャップリンの影響を、モロうけだっただろう。
何度も、パロディにしているところが見られた。
古い作品でも、こうして語り継がれていくんだろうし
何度見ても、おもしろいのは名作という証だと思う。
冒険者チャーリーのこの物語は、多くの夢や希望と同時に
最高の笑いを届けてくれる。