『4コマ哲学教室』 南部ヤスヒロ+相原コージ
熱い日々が続く中、皆様どうお過ごしでしょうか。
人間ももちろん、花たちもこの熱さには参っているようで
枯れる花が続出です。
枯れないように水をやらねば。
そういえば、ここのブログも放っておいてしまったので枯渇ぎみ。
枯れないように水をやろう。
枯れ木に花を咲かせましょう。
ということで、お久しぶりです。
哲学本って興味あるんですよ。
大学でも、哲学の講義とったりしたけど
本を読むとなると、どうにも最後まで読みきれない。
何となく、何が言いたいのかわかるけど
とにかく、小難しいことばかり書いてあり、
読むと疲れてしまう。
そんな人には、この本!とばかりに、
気楽に読めて、おもしろくて、真面目に哲学してる本です。
4コマ+補足文章といった形式で
哲学の一般的なことは幅広く補完している。
4コマの登場人物は、主人公の青年とブタ。
二人の禅問答のようなやりとりだけといえば、それまでだけど、
そのやりとりに補足として文章で
アイデンティティー、愛、自由などを扱い
なかなかにおもしろい哲学本へと昇華されている。
人はなぜ生きるのか?
そんなことわかりません。
僕の生きる意味は、いったい何なのか。
考えていくと禅問答になっていしまう。
僕の心の中で、この本の主人公とブタのような会話がくり返される。
答えてくれよ、ミスターマイセルフと言いたいけど
答えがみつからないので本に頼るし、他者に頼る。
だけど、答えは自分の中にしかない。
わけがわからなくなるけど、そういうことを考えるのもありかなと
思ってしまえる、夏の日に読んだ一冊でした。
とりあえず、パンでも食べよう。