『4コマ哲学教室』 南部ヤスヒロ+相原コージ

4コマ哲学教室 4コマ哲学教室

熱い日々が続く中、皆様どうお過ごしでしょうか。

人間ももちろん、花たちもこの熱さには参っているようで

枯れる花が続出です。

枯れないように水をやらねば。

そういえば、ここのブログも放っておいてしまったので枯渇ぎみ。

枯れないように水をやろう。

枯れ木に花を咲かせましょう。

ということで、お久しぶりです。

哲学本って興味あるんですよ。

大学でも、哲学の講義とったりしたけど

本を読むとなると、どうにも最後まで読みきれない。

何となく、何が言いたいのかわかるけど

とにかく、小難しいことばかり書いてあり、

読むと疲れてしまう。

そんな人には、この本!とばかりに、

気楽に読めて、おもしろくて、真面目に哲学してる本です。

4コマ+補足文章といった形式で

哲学の一般的なことは幅広く補完している。

4コマの登場人物は、主人公の青年とブタ。

二人の禅問答のようなやりとりだけといえば、それまでだけど、

そのやりとりに補足として文章で

サルトルデカルトニーチェハイデガーなどや

アイデンティティー、愛、自由などを扱い

なかなかにおもしろい哲学本へと昇華されている。

人はなぜ生きるのか?
そんなことわかりません。

僕の生きる意味は、いったい何なのか。

考えていくと禅問答になっていしまう。

僕の心の中で、この本の主人公とブタのような会話がくり返される。

答えてくれよ、ミスターマイセルフと言いたいけど

答えがみつからないので本に頼るし、他者に頼る。

だけど、答えは自分の中にしかない。

わけがわからなくなるけど、そういうことを考えるのもありかなと

思ってしまえる、夏の日に読んだ一冊でした。

とりあえず、パンでも食べよう。