「お早よう」

並列して読んでいる、というか ちょっと読んで、新しい本買ってそっちに行って、 また前の本読んでとのループ&ループしてしまい なかなか一冊の本を読了できないkakasiです。 なので、なかなか本の記事が書けません! 今まで、一度読んだら一気に行くタイプだったのに、どうしたんだろう? そういえば、今月誕生日で21になったせいなのか? 映画は、確実に最後まで見てるので今回も映画です。 小津安二郎の「お早う」 ある意味、「おなら」を観ました。 小津監督作品は、恥ずかしながら初。 確かに古いけど、現代にも確実に通じる作品。 ものすごく、それぞれの登場人物の行動が、あ~あるあると感じる。 僕の実家は、すごい田舎なのでご近所付き合いも、こんな感じだったりと。 とても、日本的だなと感じた。 それとこの映画は、すごいカメラワークが興味深かった。 そして、セットも。すごい狭い世界を感じた。すごく平面的だった。 玄関を開けると、すぐに隣の家がある。 すごい不思議な空間だった。 そういえば、反町が某大ヒット漫画のドラマの主題歌で 「言いたいことも言えないこんな世の中じゃpoison」と歌っていた。 映画では、こんな言葉があった
その無駄が世の中の潤滑油になっていく そのくせ大切なことを言えない
映画で、子どもが大人だって無駄なことばっかしていると 突っぱねて、あいさつを、わざとしないシーンがあった。 大人たちは、いい天気ですね、おはよう、こんにちは、さようなら、と 無駄だけど、人付き合いの大切な潤滑油だ。 僕だって、会話に困れば、どうでもいいことを口走る。 いい天気だね、熱いね、寒いね。 無駄だけど、無駄じゃない。 でも、言いたいことを言えなければ、悲しいことだなと感じた。 そして僕は、そんな悲しいことばかりしている人間かもしれない。 それでも「お早う」とあいさつをすることは 礼儀であり、大切なことであり、誰もがするべきことなんだろう。
お早よう
お早よう
posted with amazlet on 06.08.29
松竹 (2005/08/27)
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おすすめ度の平均: 5
5 ほんとうにおもしろい!!
5 古きよき日本が懐かしい