宇宙の中心で
「Jupiter」 BUMP OF CHICKEN
痛い、心が痛む。弱い僕の心を締め付けるような痛みがする。
臆病者の一撃は、僕の心を確かに捕らえた。
「Title of mine」なんて聴いてて、苦しくないか?
そして癒された気もしないか?
きっと僕のような思いをした人もいるんじゃないか?
このアルバムは、壮大でいるが、身近な感じもする。
宇宙を感じさせるが、ほんの少し先の場所を表している気もする。
ずっと付き合って行きたい一枚。捨て曲なしの名盤。
このアルバムは僕らのためにアルバム。
臆病な僕らのためにあるものだって思いたい。
あの月も、あの星も、過ぎ去った過去も、この先に続く未来も
そしてそれを繋ぎとめる今も、すべて僕らのための……
臆病ものの吐く、現代への強烈なカウンターパンチ。
世界の、いや宇宙の中心は自分だ!
そう大言壮語でも吐きたくなる、傑作です。