「タッチ」

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見てきました映画版「タッチ」

あだち充原作の作品です。

この作者の実写といえば、古い人は「みゆき」現代っ子なら「H2」

現代っ子の僕も「H2」は見ました。原作を全巻持ってるほど好きでした。

でも、ドラマは…

「タッチ」も実家に親父が本持ってるので、

小さい頃から読んでいて好きな作品。

長澤まさみも好きなので、観るしかないと、そりゃ、もうワクワクですよ。でも、内容は…

ここからネタバレ

これは、「タッチ」であって「タッチ」ではない。

そもそもタッチって、和也から達也へタッチされて始まる話でしょ?

完全に南ちゃんの話になっちゃてるじゃん。

まあ、後半からようやく達也の話っぽくなってきてるけど。

やっぱりこれを映画化するならアニメのように3部作くらいにしないと無理。

ロード・オブ・ザ・リングの3部作を

1部作に無理やり詰め込んで作ったような物。

教訓

原作のある映画、特に邦画の場合、映画を見る前に原作を見るな!

原作ファンには、がっかり。

浅倉南のファンのはずの原田は、

名前も知らない奴(若槻千夏)とイチャつき

変化球は努力で上手くなると台詞にありながら、西村は影も形もなく、

新田は、普通のさわやかマン、元不良でもなければバイクもない。

ついでに妹も。

何より、鬼監督の不在には、さすがにそりゃねーよと嘆いた。

いくら長澤まさみ好きといえど、ここまでやりすぎにされると不快。

こいつのイメージビデオじゃねえぞ!

とはいえ、新体操がないのでイメージビデオとは違うか。

と思ってたら、急に映画から消えるし何だかわからん。

でも、あの双子はホントにそっくりで和也、

達也の原作の雰囲気も出てたし、

ラストのあのシーンは、よい出来だったと思う。

スライダーを投げさせられたんだ。

てっきり原作だとストレートだと思っていた。

この映画は原作の脱力さわやかスポコンから感動系のものに変化してる。

隣の子、和也のあのシーンで泣いてたし。

野球もっとしろよ!と思った作品でした。ここまで読み返すと、

かなりの駄作かと思うけど、

そんなに悪くない気がする自分がいることに不思議。

でも、凡作だと思う。

まあ、SMAPの映画のシュートよりマシ。