『流星ワゴン』重松清

流星ワゴン  流星ワゴン

同作者の『疾走』を買ったので、『流星ワゴン』を載せることに。

作中に出てくるオデッセイは、いい車です。

実家の車が、オデッセイなのでね。

この物語は父と子の話。家族のお話。

「たいせつな場所」に連れて行く流星ワゴンに乗り、

自分の人生と実の父を思い起こす、主人公。

こういう、ちょっとありえない系の話が好きなんですよ。

救いがるようで、無いような。

その辺は、それぞれが、読んでこの話が

ハッピーエンドかどうか考えて欲しいなぁと。

結局、みんな純粋で優しい人たちだから……

流星のように人生を駆け抜けるワゴン。

その案内人にも、ある秘密が。

こちらにも別の形で、親子の話が。

過去と未来の間に現在があり、

それを繋げるために、今のために過去へ走るオデッセイ。

その輝きを見てみたい。