『遠まわりする雛』 米澤穂信

遠まわりする雛  遠まわりする雛

どうもお久しぶりのブログ更新です。

最近どうしてたかというと、風邪ひいて寝込んでました。

なんか去年も同じことあったような気が……

さすがに8度4分で残業2時間やった次の日は死にました。

だって人がおらんから、帰れない!って状況だったので。

そんなわけで寝て、寝て、寝まくって、

もう眠れないよ、いつのまにか風邪治ったよってことで、

ブログでも書いてます。ハイ。

風邪で病院行ったのは小学生の時以来。

インフルエンザじゃなくて、本当に良かった……

古典部シリーズ第四弾。

今回はこれまでの物語の隙間を埋めるような短編集。

主人公奉太郎らの学園生活1年間を振り返りながらも、

新しい物語が散りばめられていて、

それぞれの人物の人間関係を確認と再発見。

そして一年を通じての変化が垣間見られた。

最後の話のタイトル名になる「遠まわりする雛」を読んだ後は、

これからの奉太郎ら、古典部の人間関係が変化する兆しが感じられた。

やらなくてもいいことなら、やらない。

やらなければいけないことは手短に。

の少エネ主義の奉太郎が、何をやるべきことにするのか。

何を大切に思うのかが、変化していきそうだった。

恋心か、憧れか、はたまた別のことになるのか。

える、里志、伊原ら他の古典部メンバーも何かしらの動きがありそう。

ミステリーも重要というか、もっとも核になるのだけど、

青春小説の要素も持ち合わせているだけに、

人間関係もこれから複雑で重要なウェイトを占めそうだ。

何はともあれ、これからも気になるシリーズになりそう。

関連作品感想リンク

『氷菓』

『愚者のエンドロール』

『クドリャフカの順番』