『QED 神器封殺』  高田崇史

 (講談社ノベルス) QED 神器封殺

QEDと同タイトルの漫画がドラマ化ということ。

高校時代、友達が学校に持ってきていたのを読んでました。

それから、一切触れてなかったので、懐かしい。

こちらのQEDシリーズを読むのも久しぶりで懐かしい。

そして、こちらのブログも久しぶり。

ああ……なにもかもが懐かしい。

本当にお久しぶり。

1月は、毎日が本当に慌しくて、疲れて果て、

あいた時間は、付き合いとかがあって、

たまの休みは夕方まで寝てるのが普通の日々。

でも、本は読んでました。

記事にしよう、記事にしようと思いながらも、

なんだかんだ、出来ずに過ぎていく毎日で、

ようやくと思ったら、1月は終わってる……

働き始めると、本当に毎日があっという間。いや、ホントに。

今年からの新社会人の皆様、頑張って下さい。

と長い前フリから、たぶん前の記事上げての最初に読み終えた本が、

主人公たちが、様々な事件に巻き込まれながら、

古代の歴史ミステリーをも解明していくスタイルなQEDシリーズ。

歴史オタクで変人な桑原祟が主役で、

語り部は祟の大学時代の同級生で現在は看護士の女性。

最初の巻から、この二人の一行に進みそうで進まない恋愛と、

行く先々で巻き込まれる事件、そして密接する歴史の謎。

お決まりのスタイルで進みながらも、

今までに登場しなかった、祟に劣らない歴史オタクというか、

そうとうな知識を持った人物が現れ、ライバル的存在が出現。

2人の歴史知識披露も、今までになく新鮮で面白かった。

両者とも一般人には、まったく知らない、想像しない、

歴史の謎への見解が、また一つ歴史に対しての新しい見方を発見させられる。

今回は、日本人なら多くの人が知っている三種の神器が取り扱われている。

八咫鏡」「八尺瓊勾玉」「草薙剣

これらの由来、歴史、現在などや、

その他にも、日本古来の歴史読本としての内容が面白い。

実際の事件に対するミステリーの部分は、

いつものように、本筋だけどオマケ的な価値になってるのだけど、

その分、歴史に対するミステリーわかりやすくなっていると思う。

そこがないと、単なる論文で終わるのだから。

あと、こういう小説には珍しい袋とじが設けられていた。

これは、なかなかに大きな謎だな~

想像するだけでロマンが膨らむ。