『青春というのなら』ジョン・B・チョッパー

小説ウルフルズ 青春というのなら 小説ウルフルズ 青春というのなら

このブログが一回完全に止まったのがウルフルズの記事のことで、

本格的に再開したのもウルフルズ

青春というのなら、僕にとってなんなんだろう。

間違いないことは本の著者、ウルフルズのベーシストジョン・B・チョッパーや、

ウルフルズのメンバーにとってはウルフルズは青春なんだろう。

過去形でなく、活動休止となっている今この時も。

ウルフルズが再び始まれば、また青春なんだろう。

それはファンの僕らにとっても。

この本の内容に関して、僕が口をはさむことなんて何一つない。

ただ一つ言うべきことがあるとすれば、

何情けないこと言ってるんだでもなく、

勇気をもらった、自分も頑張ろうと思うでもなく、

ウルフルズのことを知れてよかったでもない。

ただ一つだけ言いたいことは、

ウルフルズがいて良かったということ。

青春というのなら、僕にとってウルフルズだけじゃないんだけど、

ウルフルズの存在は、間違いなく僕にとって青春の一つ。

ジョンBのこの本は、ベース初心者そしてトータス松本という脅威。

そしてウルフルズへの愛情が、さらりとした文章でかつ、

読み終えると心にズンと残る、味わい深いものだった。

おまけの以前ネットでも読んだことがあるが

「芸の花道」が載っているのがうれしい。

ウルフルズという物語を読む上では、芸の花道のほうが

ドラマティックで、まさにウルフルズの青春を感じられるが、

青春というのならは、ジョンBのウルフルズを聞けるのがうれしい。

しかし反面に、とても切ない。

だけどウルフルズへの愛情で満ちている。

ちょっと変わってるけど、確かなウルフルズへの絆を感じる。

ジョンBは、一見地味だし、ミュージシャンぽくないし(最近はそうでもないけど)

ウルフルズの、あきれるほど能天気で元気という

パブリックなイメージの人ではないけど、

やっぱり胸の内の熱いものが流れてるんだと思う。

それこそがウルウルズに僕が感じるもの。

フロントマンがトータスだからかもしれないが、

それは「情熱」というもの。

後悔しても ええねん

また始めたら ええねん

失敗しても ええねん

もう一回やったら ええねん

前を向いたら ええねん

胸をはったら ええねん

それでええねん それでええねん

本の中にも紹介されていたウルフルズの「ええねん」の一節。

ぼくは50曲くらい歌いましたからのファンなので、

この「ええねん」が初めて買ったウルフルズのCDだった。

また、こうドカンと一発熱い音楽を聞きたい。

やっぱりそれにはウルフルズは必要だと思う。

とりあえずちょっと休めばええねん。

〝ソ〟ウルフルな青春にバンザイ。