『ダ・ヴィンチ・コード 上・中・下』 ダン・ブラウン

ダ・ヴィンチ・コード(上) ダ・ヴィンチ・コード(中) ダ・ヴィンチ・コード(下)

ダ・ヴィンチ・コード上・中・下

文庫出るの早いな~。映画効果か?

まあ、読み手とすれば、ありがたいことで

というわけで、読んでみました世界的ベストセラー。

始めに言っておきますが、僕は別にキリシタンでもないし

仏教徒でもない、ごく普通の一般人です、日本の。

仏教式の葬式を行い、神道の行事を行い、クリスマスを祝う。

典型的な日本人です。

よって、キリスト教に詳しくないし、聖書など読んだことがない。

ダ・ヴィンチ・コード』は名の通り、

レオナルド・ダ・ヴィンチのことが多く語られますが、

騙されてはいけない。

キリスト教、もしくはユダヤ教のこと。

イエス・キリスト関係の本だったりします。

ダ・ヴィンチは、中・下巻では名前が出てくることさえ少なかったり。

この本のキモは、やはり謎解き。

と言っても、僕なんかが謎を解けるわけがない。

でも、主人公達が、ポ・ポーン!

とテンポ良く謎をあばいていくことが、爽快。

一歩間違えば、トンデモ本だけど、

有無を言わさず、納得させるパワーと裏付けがある。

遥か過去の秘密を紐解くということ、

ある意味、神話の時代ともいえる創世記の謎を解くことは

失望が付いて回るかもしれない。

僕らは、常に想像する。

遥か過去のことを。神のことを。

謎は、謎のままだからこそ、その想像がおもしろい。

その伝承が、ありえないから、頭から信じていないが

どこかで期待することがある。

でも、やっぱりキリスト教の信者たちは

信じて、祈っている人たちが多い……と思う。

だから、この本が世紀の問題作と呼ばれるものなんだろう。

信者でも、なんでもない僕には、壮大なミステリーであり

太古の謎がひしめく、おもしろい本。

ダ・ヴィンチニュートン、キリスト、マリア

謎をあばく対象が、謎めいてるだけに期待に胸が躍る。

歴史の重みがこの本を、さらにおもしろくさせる。