『悪夢はダブルでやってくる』 浅暮 三文
僕の場合、悪夢はダブルじゃすみません。
来るときは、何度も畳み掛けてくるので困ったものです。
今まで、次に繋がる繋がる言ってた監督が、逃げ出してしまいましたよ。
批判はしたくないけど、一向に次に繋がらないのでいたしかたないか。
ついでに先日の飲み会で、失態まで犯してしまった。
一人暮らしの若者には天敵の梅雨まで来たようで。
洗濯どうしろってんだ。じめじめしてくるし。
悪夢は連鎖ですよ。
ということで、この前読んだ、『似非エルサレム記』と同作者です。
あんまり好きな小説では無かったけど、この作者の
『ダブ(エ)ストン街道』の感覚が忘れられないので、また挑戦。
ややこしい文体にしてある今作。
作者は、読者に語りかけすぎ。
読んでいけば、こんな書き方にした理由もわかるけど、
もっと素直にして欲しかった。
内容もかなり凝っているけど、話の骨を折るもの多し。
ホント無駄が多い。
でも、その無駄が以外におもしろかったりする。
内容は凝ってるけど、物語自体は、あんまり凝ってなかったりする。
かなり、単純で先が読めることもチラホラだったけど、
ファンタジーでパロディなのであっと驚くこともチラホラ。
現代風ファンタジーで、現代風アラジンと魔法のランプ。
ばからしいけど、おもしろい。