『QED~ventus~熊野の残照』 高田崇史

QED ~ventus~ 熊野の残照QED ~ventus~ 熊野の残照

ものすっごい久しぶりに読んだQEDシリーズ第10弾。

これを買う前、久しぶりすぎて、

間違えて「鬼の城伝説」を買ってしまった。

二冊目……

というか、8弾の「鎌倉の闇」も読んでいないことが判明。

でも、このシリーズなら間をすっ飛ばしても、なんとかなるさ。

僕は今まで、QEDシリーズでは殺人事件は二の次で、

歴史の謎解きを楽しんでいた。

今回その要望かなったか事件は、まったくなかったわけだが、

やっぱり、絡めた方がおもしろいかも。

だた、いっつも強引に歴史と事件を絡めるので

どうかと思うが、やはりスリリングさが足りない。

事件はないが、気になる事柄が今回はあった。

ずっと辻褄が合わないと、気になっていたけど、

そういうことだったんだ。

歴史の方は、タイトル通り、熊野のこと。

日本の神様や、神話がメインとなってきている。

僕は、大学の文学でその辺の神話を習ったこともあり

なかなかに楽しめたが、やはり細かく解き明かしていって、

もはや僕には、正しいのかどうかさえ不明だが、

辻褄が、あっているような気にさせられる。

思い出せば、小さい頃読書とかは、まったくしてこなかったが、

中学の頃読んだ数少ない本では、『竜の柩』や『神々の指紋

という歴史的な本を読んでいたので、

こういう、一種の作者の歴史に関する解釈を読むのが、

僕は好きみたいだ。

ブログを始めて、読書の項目が100を迎えた。

100まで到達して、原点に帰ってきた気がする。