『緋色の習作(研究)』 アーサー・コナン・ドイル

緋色の習作緋色の習作(シャーロック・ホームズ全集①)

ここのところブログを書く頻度が落ちていたせいで、

読んだ本が、溜まってきている。

そんなこともあり、文章を書く気力もあるので今日は、記事3つ目をUP。

そんないっぺんに書くなら、

日頃からしっかりしないといけないな~やっぱり。

というか、今日は暇なだけなのだけど……

とまあ、ホームズシリーズを読むのは、実は小学校以来だったりする。

別に僕は、ミステリー好きでもなければ、シャーロキアンでもないので

そんなことどうだっていいんだ。

単に読みたくなっただけ、ただそれだけのこと。

昔読んだホームズは、たぶん児童向けに訳されただろうので

読みやすかった記憶があるが、今回読んでも、やっぱり読みやすかった。

とても、文章も綺麗でストーリーもおもしろく、

読み終わるのに3日とかからなかった。

トリックは、自分が想像していたよりヒントになるものが少なく

解けるはずもないが、その分、ホームズ、スゲーって思った

昔、初めて読んだ時のように新鮮な気分を味わえた。

この本は、注釈や解説にもたっぷりページが割かれていて

普通に読んだだけだとわからない部分もあきらかになり

すごい読者に優しい本だなって感じた。

この本のタイトルは、僕らが良く知っている『緋色の研究』でなく

『緋色の習作』となっている。

この本が出たのは1997年、以外と新しい。

そして、文中にはこんな風に訳されたものがある

ちょっと芸術的な言い方をして、

緋色で書かれた習作とでも呼ぼうか。

人生という無色の糸かせの中に、殺人という一本の

緋色の糸がまぎれこんでいる。

ぼくたちの仕事はその緋色の糸をほぐして、分離して、

そのすべてを、端から端まで取り出すことなのだ。

思わず、華麗だなってうなってしまった。