『太陽の塔』 森見登美彦

太陽の塔 太陽の塔

昨日久々に、ジュビロショップに行ったのですが、

休みのうえに、建物に貼ってある一番でかい選手写真は福西でした……

やっぱりなかなか、立ち直れない……

ああー!もうあのフロント陣が!

いまだに福西ショックを引きずるkakasiです、こんばんは。

奇遇なことに、この本の主人公も、元カノのことを引きずっている。

主人公曰く、そんなことはないとのことだけど

見てるこっち側から見れば、まったく割り切れてない気もするのだが。

系統としては、この作者の最新刊『夜は短し歩けよ乙女』と似ている。

まあ、個人的には、夜は短しの方が好きですが、

今回もなかなかオモチロク、

冴えない男の純情と妄想ぶりが笑かせてくれる。

まったくもって、愉快で喜劇的で舞台なんかにしても楽しそうな

ドタバタ振りだった。

ええじゃないか、ええじゃないかそんなこと。

いや、どうでもええわけがあるわけものか。

女性だって、男性だって、失恋がどうでもいいわけがない。

笑い飛ばすだけではやり切れない、苦々しい思いで。

甘い時だってあったけど、別れの後は、どうしても切ない。

路地裏を一人ぼっちで歩くような、哀愁も漂う話でもあった。

そうだよね、まだこれからだったんだよね。

残された者は、頭でわかっていても、やり切れないんだよね。

なあ、福西さん。

明日はどっちだ……