『池袋ウエストゲートパーク』 石田衣良

池袋ウエストゲートパーク 池袋ウエストゲートパーク

どうも、土曜にドラマ版のこれを3話、日曜に8話も見てたものです。

実は、初めて全話見たの。それで今日、この本買って、読み終えました。

『硝子のハンマー』読み途中だったのに、浮気しちゃったよ。

石田衣良宮藤官九郎の2人の才能に感服。

石田さんのするどい人間描写、解説にも合ったけど、

外国の小説を思わせる文章

何より作品のクールさ、ハードボイルドって感じを受けた。

宮藤さんの方は、よくこの作品をあそこまで仕立てたな~て思う。

クールさ、ハードボイルド感は、やや薄れた気もするが、

キャラクターが個性的で、コミカルで、この一冊の作品を、

よくこんな風にオリジナルを加えた上でまとめられたなってこと。

そして、若者をいきいきと映し出していること。

街の描写がすばらしく出来ていること。

まあ、それは木更津キャッツアイでも証明されたが。

小説版のマコトは、とにかくヒーローって印象を受けた。

頭が切れて、クールというより、

本編にもあったが少し冷めている感もあった。

ただ、熱くなる時は熱いが。

ドラマ版は、クールではあるが、冷めている感は、あまり受けない。

熱くなりやすく、情にもろく、頭が切れるというよりバカな印象。

なんか、同じ人物のようであるが、別人な気もした。

ドラマの方はいいか?それじゃー小説の感想を。

小説は4編の短編で出来ている。

ドラマにこの4編は組み込まれているが、ドラマと違う点は、

時期がそれぞれ違うこと。小説では、約1年の時間が4編で流れた。

そのせいか、マコトの周りの環境もどんどん変化してるし、

マコトも成長していっている気もする。

やっぱりドラマ先見ちゃうと、どうしても比較してしまう。

ドラマの良さが小説にないとなんで~とか思っちゃうし。

もし、ドラマ見てなかったら絶賛してたかも。

ドラマのキングのキャラが好きなので。

小説だと、普通にかっこいいやつだから。

とりあえず、続編を読もう。