『水木しげるの妖怪談義』 水木しげる
と、豪華な面々と水木しげるの対談。もちろん内容は妖怪。
でも、妖怪を語ると、人間が見えてくるという不思議な内容。
妖怪を通して、人の本質のようなものまで語っている。
もちろん妖怪に関してもすごいいっぱい語るけどね。
妖怪にとりつかれた人々の対談。
対談中によくみんな言ってたけど、
水木さんは、もう妖怪なようなものだと言っている。
そう言われると、なんとなくそうかもって思える。
京極夏彦―妖怪画家は努力をしない?
小松和彦―日本人の暮らしのなかに棲む妖怪
荒俣宏―世界のミステリー遺跡に残る妖怪の痕跡
養老孟司―妖怪は実在するのか?それとも脳の錯覚か?
吉村作治―エジプトの死生観と妖怪
美輪明宏―妖怪とあの世 人は死んだらどこへ行くのか?
これが目次。
妖怪の話は、少なかったけど美輪さんとの対談は、
なかなかに興味深かった。
妖怪の大切さ、その環境の大切さというものも
誰との対談かは、忘れたが(読んだの先月)それも興味深かった。
東京のような都市じゃ確かに、妖怪なんて出てこれなそう……
現代は、妖怪にとって住みにくい世界なんだと実感。