『ないもの、あります』クラフト・エヴィング商會

ないもの、あります ないもの、あります

ないもの、あります。

まさに、そのとおりな内容。

よく耳にはするけれど、一度として見たことのないものたち。

ずばり店主は、言います。それはあります!

「左うちわ」「転ばぬ先の杖」「思う壷」「堪忍袋の緒」

「舌鼓」「語り草」などなど。

え、本当にそんな商品があるの!?って思いますが、

しっかり商品のカタログがあり、商品説明また、注意書きまでされてます。

この本を読むと改めて日本語のおもしろさ、

言葉のユニークさに気付きます。

そして、皮肉の聞いたブラック・ユーモアもおもしろいです。

上手くこれらの商品を使わないと、酷い目にあう、

といった教訓を覚えられます。

小説でもなければ、エッセイともちょっと違うような本です。

こういう本を読んだのは、初めてだったので、印象に強いです。

ジャンル的に何の部類なんだろうか?辞典?

ともかく、ちょっと追いかけてみたい作家さんです。

作家とも、ちょっと違うみたいですが。

難しい本ではないので、是非他の人にも読んでみて欲しいです。