『夜のピクニック』 恩田陸

夜のピクニック 夜のピクニック夜のピクニック』というタイトルより、 2005本屋大賞というものが目立ち気味な、ノスタルジー感溢れる、青春物。 『ダ・ヴインチ』でも人気が高く、若者にも安心、読みやすい! ちなみに、タイトルから真っ先に連想したのは、 「アイム、ダディッツ!!」の名作だけど、映画が最悪だったキング小説と When the night has come And the land is dark And the moon is the only light we see」 の歌と同名の、やっぱりキング小説とが、混ざったようなもの。 宇宙人くるかな~って思ってました。全然そんなことなかったけど。 この本は個人的にも、おもしろいと思うし、 メッセージもちゃんとあるけど これが大賞というのは、ちょい疑問。 でも、いわゆる純愛系以外のものでの、ヒット作なので悪くない気が。 それでも、本好きの人意外の知名度は低そう。 なんかササーと軽く読めすぎる。 内容は、夜にもただひたすらに学校のみんなと歩く、または走る。 修学旅行とかの夜の会話をしながら、歩く、歩く。 しかも、学園生活最後のイベントとくれば 色恋沙汰と青春を感じるしかない!というもの。 青春物なので、ドロドロしないし、読了後はすっきりする。
「損した。青春しとけばよかった」
って気分にもなる。まさにノスタルジー こういう本を読んで欲しいという本屋さんの気持ちが なんとなくわかった。