「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破EVANGELION:2.0 YOU CAN (NOT) ADVANCE.」

ええい!続きはまだかっ!!!

とりあえず感想はネタバレなしの方向で。

レイトショーだったのに、初日でもないのに観客は列を連ねていた。

今だ絶大なる人気を誇るという謳い文句は伊達じゃない。

エヴァは僕にとってはよくわからないアニメで、

オカルトじみたことは好きだけど、雑誌のムーの愛読者でもないし、

アニメを全話みたわけでもないし、

田舎住まいだったのでリアルタイムで見れたわけでもないし、

流行り廃りにもあんまり興味ないし、

物語もよくわからないし、ロボット(人造兵器)のデザインが好きでもないし、

キャラも特別好きなのがいるわけでもないし、

当時好きだったわけでもなく、大学入った頃からちょっと好きになったくらい。

なのに、ネットで出回っている二次創作の小説を読んでしまったり、

現在、ワクワクして映画館まで見に行って、

映画にドキドキして、続きを見たくてたまらなくて、なんだか不思議だ。

前作の「序」を見て以来のエヴァンゲリオン体験。

映画を見るのも9か月ぶり。

以前は週1くらいのペースで見ていた映画。

なのに毎日忙しくて見る暇もない。

時間だけじゃなくて、心の余裕もない。

エヴァは、そんな僕にはあまり良い映画じゃない。

難解で、娯楽って感じでもないし、どこかひねくれてるとこがあるイメージ。

そのはずなのに、今回は映画を見てぶっ飛んだ。

完璧なエンターテイメントで、いわゆる王道ってやつだったからだ。

寝ても覚めても少年マンガ夢見てばっか。

映画を観る前に漫画喫茶で『バクマン』を読んできたせいかな。

あの問題作と言われていたエヴァが、王道アニメに僕は思えた。

バトルに青春、人との触れ合い、心の葛藤、成長、多くの謎。

でもよくよく考えると、それってテレビ版から変わらなくない?

映画は一言でいうと、「すごい」

「序」から継続の美しい色彩に、風景の美しさ。

エヴァの動きも映画館で見ると迫力満点で、

エヴァ3体が疾走する姿は鳥肌が立つくらいカッコイイ。

シンジ君は、ラストにはすごい熱血で、まさに男の戦い。

なんだかエヴァじゃないエヴァを見てるみたい。

でも、色々意味深な映像やセリフが満載で、

そうとう、ああだこうだと解釈がとれる部分がすごい多くて、

やっぱりエヴァンゲリオンなんだなと思えた。

前作からも感じた、エヴァの世界ループ説は

ラストでのカオル君のセリフによりさらに支持の方向で。

映画は最後までドキドキして見れてというより、

中盤での完璧なまでのいわゆるフラグ立てからの、

計画通りといわんばかりの展開により、

そこから正直、話についていけなくなった。

マジで!?

と、もはやポカーンとしてしまい話半分で、

思考が映画についていかなかった。

だけど、そこから圧倒的なまでのバトルシーンにより

ようやく物語に心が戻っていた。

エンドロール後の、前回からのお約束次回予告シーンで、

ものすごい安心できたからよいものの、

予告がなかったら、またまた賛否両論だったろうな。

すごいおもしろかったけど、アレは無いわと。

映画見た後、色々振り返ると謎だらけで、

しかも次は、ヱヴァンゲリヲン「急」じゃなくて「Q」だと。

なんだかわからないことだらけだけど、すごい面白かった。

これだけは、胸を張って言える感想だった。

過去関連作品感想リンク

ヱヴァンゲリヲン 新劇場版:序 EVANGELION:1.0 YOU ARE (NOT) ALONE