読書 「伊坂幸太郎」

『モダンタイムス』 伊坂幸太郎

モダンタイムス 最近金欠なので、宮部みゆきの新作か、この本を買うかで迷いに迷った。 勇気はあるか? 開いた最初のページで飛び込んできた一文。 僕の場合は勇気を実家に忘れてきたわけでない。 ここだけの話、僕の名前もユウキだ。 勇気なんてそこかしこ…

『ゴールデンスランバー』 伊坂幸太郎

ゴールデンスランバー 首相暗殺という言葉が出ていて、 正直、またかと思った。 『魔王』のようなのがまたかなと。 『魔王』はかなり好きな話なのだけど、 また政治がらみなおは勘弁だと思った。 それに首相暗殺では、ケネディ暗殺関連の方が ミステリアスだ…

『フィッシュストーリー』 伊坂幸太郎

フィッシュストーリー もう一週間以上前だけど、 いつものように本屋のバイトで、新刊入りの箱を開けていたら 中から出てきたのは伊坂幸太郎の新作。 これは、うれしかった。 バイトで好きなものに触れられる。 いつもの単調な仕事が、一気に新鮮さを増す。 …

『陽気なギャングの日常と襲撃』 伊坂幸太郎

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『終末のフール』 伊坂幸太郎

終末のフール 世界が終わる前の、叫びとため息。8つの物語。 群像劇が好きです。 Aの行動でBの行動が決まってしまったり、 Cがそのとばっちりの影響を受けたり。 8つの短編は、そこまでの影響を受けあうものでないけれど、 確実にそれぞれの人物が影響を受…

『砂漠』 伊坂幸太郎

砂漠 ちょうど伊坂作品と出会って2年。 今大学2年だけど、高校生のときに立ち寄った馴染みの本屋で、 めったに小説を買わない、読まない僕が、 オーデュボンの名に惹かれ、すっかり本大好き。 司書の資格のコースまで取ってしまうほど(他にも理由があるけ…

『魔王』 伊坂幸太郎

魔王 思わず戦慄が走る。 伊坂幸太郎は、変化した。いや、進化したと言うべきか。 より文学的になった最新作。 でも、やっぱり伊坂節は、健在。 この人の強みは、やはり会話だ。 そして何より、おもしろい。 この本は「魔王」と「呼吸」の2編に別れている。…

『死神の精度』 伊坂幸太郎

死神の精度 死神の視点を通して語られる生と死の重さ、もしくは軽さ。 定義があるようで、なく、ないようで、ある。 あいかわらずよくわからないが、そこが魅力なのかもしれない。 曖昧なところが。 斬魄刀もデスノートも持ってない、死神が主人公の短編6作…