『姑獲鳥の夏』 京極夏彦
お盆に実家に帰ったとき、家にあったので借りてきた本。
じっくり、じっくり読んできて、昨日いっきに読み終えました。
すごい物語に引き込まれました。
長い小説だけど半分近くまで読んだら、
ページをめくる手が止まらなくなる。
この世には不思議なことなど何もないのだよ
謎解きは、緻密というよりご都合主義というか……
だけど、そんなこと抜きにしておもしろいのだ!
物語はもちろん、人間の知覚や、量子力学、
ちょこっとだけどバタフライ効果などカオス理論もあり、
そして京極夏彦の代名詞、「妖怪」
色々な要素が詰まった、すばらしいミステリー!
まだ、この京極堂のシリーズはたくさん出てるので楽しみだ。
そういえばバタフライ効果といえば、
来月出るDVDの「バラフライ・エフェクト」
映画の方が、近くで公開せず見れなかったので、購入が楽しみ。
量子力学は、あんまり詳しくないけど
「シュレーディンガーの猫」とか知ってるな。
関係ないけど「街」というゲームで
「シュレーディンガーの手」ってのもあったな~ダンカンが主人公で。
このシリーズは、個性豊かな登場人物が出るの好きな理由。
やはり、キャラが立っていると読んでいくうえで、わかりやすい。
長編なので、感情移入もしやすい。
関口だけは、よくわからにけど、
なんとなく優しい人物ということはわかる。
というか、周りのキャラが立ちすぎ。
ミステリーも謎さえ解ければ、不思議なことなど何もない。
そこには動機があり、トリックがある…ない時もあるけど。
でも、謎はあったほうがおもしろい。
だから、小説も日常も、少し不思議な方が僕は好きだ。
とまあ、妖怪大好きな京極さんの関わっている映画「妖怪大戦争」でも出てた
小豆洗いが、今テレビのめちゃイケで出ている。
この「妖怪大戦争」は見たので、ちょっとうれしい。
見てたときは、岡村とは気付かなかったが、
しっかり見ると、やはり岡村だ。
妖怪は、子どもにしか見えないとよく聞くが、
大人になっても見てみたいものだ。
まあ、見えたことはないが…
見えないけど存在はしてると思いたい。
めちゃイケの最後のシーンを見て、ああ映画にもあったな~と思ってたら、
しっかり矢部が突っ込んできた。さすが!