「TAKESHIS'」
SmaSTATION-5と、誰でもピカソに毒されて見てきました。
ただし、北野作品は、「HANA-BI」「座頭市」しか見ていませぬ。
このブログにこの映画の記事を載せるかどうかさえ、
迷ったくら難解だったので
もっと北野作品を知るためにも、他の作品も近いうちに見ておきたいです。
二人のたけしという発想はおもしろいし、
ホントにビックリした京野ことみの大胆演技(普通に見るまで知らなかった)
など、興味深いところは多々ある。
でも、そこはメインじゃなくてこの映画の難解さを解くことにあると思う。
ただ、それが難しいので、「感じる」という映画かもしれない。
今回の映画は、一言で言うと悩む。本当に難しい。
「不思議の国のアリス」ならぬ、不思議の国のたけしって感じです。
アリスでは、ただのアリスの夢であったけど、
こちらは、二人のたけしの夢であるし。
物語の順序もバラバラ、役者も一人二役とか当たり前、
迷路に迷いこんだよな作品。
ぐるぐるTAKESHIS'という迷路を回りながら、その風景も眺めていたけど、
迷路だけに、どこか先ほども見たような感じや、デジャブー感もある。
その理由は、ある意味この作品が「夢」であるから。
夢の出来事は、起きるとすぐ忘れてしまうことが多い。
でも、断片的にだけどなんとなく覚えているということがある。
ホントになんとなーく。
映画を見ていて、さっきもあんなことあったな~とか、
なんか似たような感じであったような、とか、
間違いなくさっきと同じことだよ、と感じたことがある。
同じ役者が兼役していることが多いせいか、その感じが強い。
夢の中だと、知っている人なのに、どこか違うと感じるところがある。
それと同じように、この映画だと兼役のせいで、夢のイメージが強かった。
ゾマホンとか、特にね。
売れないたけしの、感情を押し殺したような演技は、見ていて怖かった。
いつ、爆発するのか、簡単なことで壊れてしまいそうだった。
これは、夢だから、本当に暴走したのか、
それとも現実だとしてもそうなのか.
否、あの出来事自体、現実だったのか。
現実と夢との境界があいまい。
あいまいで不完全な世界は、何かのきっかけであっというまに崩壊する。
売れないたけしも、そんな感じなのかもしれない。
ああ~なんか映画同様、この記事も書いててわけわかんなくなってきた。
アリスを見る、子どものように、ただ感じて楽しもうという作品として、
見に行く方がいいかも。
たぶんこんなマジメにブログ書いてるの初めて。支離滅裂な文章だけど。
まあ、「夢で逢いましょう」というこで。
とりあえず、映画を見て家に帰り食べたのは、ナポリタンでした。
以上、終わり!