2005-01-01から1年間の記事一覧

『魔王』 伊坂幸太郎

魔王 思わず戦慄が走る。 伊坂幸太郎は、変化した。いや、進化したと言うべきか。 より文学的になった最新作。 でも、やっぱり伊坂節は、健在。 この人の強みは、やはり会話だ。 そして何より、おもしろい。 この本は「魔王」と「呼吸」の2編に別れている。…

「ドミノ」

My name is Domino Harveyと言う、あの言葉が予告の時から頭を離れない。 ただ、この頃予告に騙されるよな~ 予告は、あんなにおもしろそうなのに。 主演は、キーラ・ナイトレイ、 実在の人物「ドミノ・ハーヴェイ」を演じている。 ただ、最初に出てきたけど…

「バタフライ・エフェクト」

バタフライ・エフェクト プレミアム・エディション 映画は、見てないけど(というか近くで公開されなかった) タイム・パラドックス好きなのと、タイトルそしてパッケージの緑色が すごい好きなので購入しました。発売日にDVD買うのは、初めて。 ちょいネタ…

「かざぐるま」一青窈

かざぐるま 「蝉しぐれ」を見た後、これをじっくり聞くと、ホント涙でそう。 ただとおりすぎただけ、 ただお目にかかるため、 ただ遠くはなれても蝉しぐれの、文四郎とふくの気持ちを代弁するかのような、 お互いを思いやる、ただし報われることのない、 夢…

『蝉しぐれ』 藤沢周平

蝉しぐれ 映画に感銘を受けて、遅ばせながらも原作を読了。 まず思ったのは、映画と小説の「蝉しぐれ」は、 同じものでありながら、別物ということ。 でも、作品から受ける、すがすがしさや郷愁、淡い恋は同じものだ。 映画は、恋や友情に焦点を当てたとすれ…

「蝉しぐれ」

普段当たり前にある風景が、実は何より美しいということに気づく。 「よくぞ日本人にうまれけり」というような、日本人へのための美しさ。 外人とかにもわかるかもしれないけど、 日本に生まれ、日本の文化に触れてきたものにこそ、 本当に感じれるようなも…

ノエル大いに語る

oasisの『Don't Believe The Truth』の人気はイギリスでも高い。 音楽誌『Q Magazine』の主催する<Q・アワーズ>で2部門受賞だとか。 でもノエルが、ベテランの俺たちが獲るってことは、 若者がなってない証拠、と言っている。 若者は何やっとるか!ってこ…

『喪失 SAKNAD』 カーリン・アルヴテーゲン

喪失 個人的に大注目なカーリン・アルヴテーゲンの2作目。 とか言いながら前作の『罪』読んでから、けっこう空いちゃったけど。 主人公への感情移入が上手くできる作品です。 18歳まで裕福な家で暮らしていたが、 その後ホームレス同様の暮らしをしていた…

「I LOVE U」Mr.Children

I LOVE U 9月に買ったアルバムその3 一曲目のジャジャジャーン! そこから、あっなんか違うかもって思わせるミスチル最新作。 「IU」です! ミスチルの一曲目は、 静か目なイメージがあったんだけど、予想を覆された。 このアルバムはいろんな形の「アイ」…

「A Bigger Bang」 The Rolling Stones

A Bigger Bang 9月に買ったアルバムその2 一曲目の「Rough Justice」を聞いただけで、 なんだストーンズまだまだいけるじゃん! ってうれしい気持ちになる。 僕を洋楽の世界に連れ込んだのは、 間違いなくストーンズなので、すごいうれしい。 ビートルズな…

「KASABIAN-Ultimate Version-」

KASABIAN-Ultimate Version 9月に買ったアルバムその1 サマソニイブで、とんでもなく好きになりライブ映像が見たくて購入。 正確には8月に買ったんだけど、ブログに載せてなかったので、ここで。 ビバ!カサビアン! 「Club Foot」を始めとする、最初の数…

『クラウド・コレクター 雲をつかむような話』クラフト・エヴィング商會

クラウド・コレクター―雲をつかむような話 これは、おすすめです! 問答無用におすすめです!! 丁重に作りこんだ本で、表紙、本文、絵や写真のバランスが素晴らしや。 序盤は、不思議な国に迷い込んだような感じで、戸惑ったけど、 中盤あたりからの物語の…

「香港国際警察 NEW POLICE STORY 」

香港国際警察 NEW POLICE STORY サブタイトルに、ニューポリス・ストーリーとある、 ジャッキー久しぶりの香港映画。 ジャッキー・ボーイじゃなくて、ジャッキー・チェン。 人情+アクション=ジャッキー・チェン映画。 往年の体のキレがなくたって、見てそ…

「シン・シティ」

基本、白黒映画だけど時に見せる赤や黄の有彩色が 鮮やかでもあり、エロくもある。 白黒っていうより、シルバーという感じ。 フランク・ミラーの同名コミックを、ほぼそのまま再現した映画らしい。 タランティーノがゲスト監督するだけあって、バイオレンス…

『夜のピクニック』 恩田陸

夜のピクニック 『夜のピクニック』というタイトルより、 2005本屋大賞というものが目立ち気味な、ノスタルジー感溢れる、青春物。 『ダ・ヴインチ』でも人気が高く、若者にも安心、読みやすい! ちなみに、タイトルから真っ先に連想したのは、 「アイム、ダ…

「ギルバート・グレイプ」

ギルバート・グレイプ 昔見たときは、あんまり印象的でもなかった。 何でこうなの?とかディカプリオ演じる、 アニーに少し、いらつきを覚えたりなど。 それから何年かして、改めて見てみるとまた少し印象が変わる。 というのも、自分が、前見たときと色々変…

ap bank fes 05見ました 後編

今回のフェスは、Peaceに溢れていた。もちろんLoveも。 櫻井さんは、終始笑顔。 環境問題なども、考えたライブだけど、 何より自分達が楽しむっていう意識が、伝わってくる。 会場に来ていた子どもの笑顔も眩しい。 子どもでも、安心して楽しめるのってすば…

ap bank fes 05見ました 中編

このメンバーであんまり知らない人だけど、すごかったのがGAKU-MC ラッパーだけあって、オーディエンスをのせるのが上手い!! 歌詞を上手くのフェスようにアレンジしたり、とにかくノリがいい。 放送された曲は「昨日のNo,明日のYes」 僕は、あんまりHIPHOP…

ap bank fes 05見ました 前編

僕の地元静岡の「つま恋」でやった「ap bank fes 05」を見ました。 感想は、すげえ良い! それに思い入れマックスですから。 「つま恋」は吉田拓郎さんらが行ったライブ会場として有名ですが、 僕としては、小さい頃からの遊び場なんですよ。 けっこう行った…

「シンデレラマン」

戦うお父さんってステキな、映画。 最期のタイトル戦では、『はじめの一歩』の ホークVS鷹村戦を思い起こした。 全然主人公のタイプと違うんだけど、なんとなくね。 こういう映画は、今年やった映画で言うと『ミリオンダラー・ベイビー』と同じタイプ。 ボク…

Worlds end

僕らはきっと試されている どれくらいの強さで 明日を信じていけるのかを… song by Mr.Children ニュースで、アメリカにまた被害を起こすであろうハリケーン 「リタ」に対しての、住民の様子を見た。 被害が予想される地では、街はガランとして、非日常な世…

「スウィングガールズ」

スウィングガールズ ジャズやるべ♪ どうも、高校の時昼休みMDでジャズ聴いてて、友達から親父くせー! と言われたことがあったりするスケアクロウです。 本当に矢口史靖って人は、 なんで僕のツボをここまで捕らえてくるのだろうか。 「ウォーターボーイズ」…

緊急メンテだとさ

ちょっと前にブログ見たら、画像が表示されなくて、 しかもマイ・ブログに入ろうとしても 英語でアクセス禁止みたいなことでるし メインのページにも、貴方はアクセスできませんみたいなことで入れず、 やべっ!俺なんか禁止事項に引っかかったか? と、マジ…

苦しい時にこの一曲part3

「終わりなき旅」 Mr.Children 終わりなき旅 前にアルバムこの曲が収録されている「DISCOVERY」について書いたけど、 今回は、この曲一本に絞って書いてみようと思います。 ミスチルのニューアルバムのお祝いに。 僕が初めて買ったアルバム「DISCOVERY」 目…

『魍魎の匣』 京極夏彦

魍魎の匣 「この世には不思議なことなど何もないのだよ」第二弾。 ワトソン関口、動かないホームズ京極堂と愉快な仲間達シリーズ。 ハードカバーで読んだので、なんと一〇四八ページの超大作。 七〇〇ページくらいまで読み、あと三〇〇ページか、あと少しだ…

『ドラゴンボール』 鳥山明

ドラゴンボール 全42巻 今日は、漫画の感想とか、紹介とかいうよりも、ただ語りたい。 僕はドラゴンボールを語りたいんだよ!! という理由でブログ更新。 今更言うまでもないが、日本を代表する世界でも愛されている作品。 それが『ドラゴンボール』 大きく…

記憶をたぐり寄せて

ようやくブログを休んでたころ読んだ本を、載せ終わり。 本の内容を思い起こしながらも、なんとか終わりました。 やっぱり、感想を書くなら読み終わったすぐ後が一番。 ただ、少し経ってからの方が、色々考えられて改めて思うこともあるので、 なかなかこれ…

『フライ、ダディ、フライ』金城一紀

フライ、ダディ、フライ めずらしく現在進行形なヒット作の小説を買いました。 映画は、さすがに終了したとこも多くありますが、 小説でなら、まだまだ読めるチャンスがあります。 映画を見逃した人は、本を読もう! 実は、僕も映画を見逃した一人です。 お…

『ないもの、あります』クラフト・エヴィング商會

ないもの、あります ないもの、あります。 まさに、そのとおりな内容。 よく耳にはするけれど、一度として見たことのないものたち。 ずばり店主は、言います。それはあります! 「左うちわ」「転ばぬ先の杖」「思う壷」「堪忍袋の緒」 「舌鼓」「語り草」な…

「チャーリーとチョコレート工場」

ティム・バートンの残酷な童話。 でも、明るく笑えて、ハッピーな童話。 主演は、いまや超人気のジョニー・デップ。 デップは、どんな役でもこなしてみせるからスゴイ! 日本の某イケメン実力派俳優と違って、同じような役ばかりでなく、 映画によって色々な…