2007-01-01から1年間の記事一覧

『東京バンドワゴン』 小路幸也

明治から続いている下町古書店“東京バンドワゴン” そこを舞台とする、おかしな四世代の大家族の物語。 ついでに、最近ではカフェもやっていますで、 古書だけでなく、おかしな事件まで 引き受けているというか、呼び込んでいる。 古書店を舞台にするというと…

「映画クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ!夕陽のカスカベボーイズ」

クレヨンしんちゃん 夕陽のカスカベボーイズ 調子に乗って、また借りてしまいました。 今日は、熱が下がったよ!! と、普通が一番だなと感じるkakasiです。 前回見た、オトナ帝国が家族の話なら、 今回の映画は、友情に力が行っていた。 映画の世界に取り込…

「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲 」

クレヨンしんちゃん オトナ帝国の逆襲 風邪もようやく微熱まで落ち着いてきたけど、 まだまだ油断はできないのかな。 そんなこんなで、風邪引いている間は 暇な時間、映画を観ていた。 あまり頭を使いたくないので、アニメでと安易な発想をし 物色していたら…

無理と無茶を、履き違えた男

こんにちは、久しぶりに日記です。 さっそく報告といえば、熱を出してバタンキュー(死語?) なことくらいですかね。 やばい、この時期に風邪はシャレにならない。 まあでも、自分の生活リズムを、自分で狂わせまくってたので なるべくしてなったとしか思え…

『空を見上げる 古い歌を口ずさむPulp-town fiction』 小路幸也

空を見上げる古い歌を口ずさむ いいな~。うん、こういう話好きだな。 兄さんに、会わなきゃ。 20年前に、兄が言ったんだ。姿を消す前に。 「いつかおまえの周りで、 誰かが<のっぺらぼう> を見るようになったら呼んでほしい」 帯に惹かれて、読んでみた。…

JET In ZEPP Nagoya

ライブだ~! 半年振りだ~! JETだ~! パワフルなロックン・ロールを堪能してきました。 最近、就活でどんどん元気を奪い去られていたけど これで、かなり回復。 友人との遊びや、美味しい食べ物もいいけど、 大音量で、腹の底まで響く重低音。 魅惑のロッ…

『まほろ駅前多田便利軒』 三浦しをん

まほろ駅前多田便利軒 うん、なんかドラマ化してもおもしろそうだ。 探偵ではないが、便利屋。 だけど、探偵物のような雰囲気をかもし出す。 適度にハード・ボイルドだけど、エンターテイメント。 フラフラしているようで、実は地域密着型の稼業。 陰と陽が…

『走れメロス』 太宰治

走れメロス かならず帰ると ちかいを交わして~ 走るメロスは 風のように~♪ という歌を小学生の頃歌った記憶がある。 だけど、普通の文章としては、初めて読んだ。 友人に何かオススメ本ある? と、本屋で聞いたら、なぜか薦められたこの『走れメロス』 以…

『四つのサイン(著名)』 アーサー・コナン・ドイル

四つのサイン 前作を読んでも感じたけど、 やっぱり子供の頃読んだホームズを、 僕は完全に忘れ去っているようだった。 だけど、そのことに感謝しても良い。 何とも古い作品なんだけど、新鮮な楽しさを感じれるからだ。 話の内容を覚えていたら、 また違った…

『フィッシュストーリー』 伊坂幸太郎

フィッシュストーリー もう一週間以上前だけど、 いつものように本屋のバイトで、新刊入りの箱を開けていたら 中から出てきたのは伊坂幸太郎の新作。 これは、うれしかった。 バイトで好きなものに触れられる。 いつもの単調な仕事が、一気に新鮮さを増す。 …

『涼宮ハルヒの憤慨』 谷川流

涼宮ハルヒの憤慨 ようやく、最新刊まで追いついたけど、 まったく話は進展していない。 いや、これでいいのさ。 そこに向かうまでの行程を楽しめばいいのだ。 と、自分を納得させています。 それが、健全な楽しみ方というものだよね? だいぶ僕も、この破天…

『太陽の塔』 森見登美彦

太陽の塔 昨日久々に、ジュビロショップに行ったのですが、 休みのうえに、建物に貼ってある一番でかい選手写真は福西でした…… やっぱりなかなか、立ち直れない…… ああー!もうあのフロント陣が! いまだに福西ショックを引きずるkakasiです、こんばんは。 …

それでも僕は応援する

福西崇史、FC東京へ完全移籍。 kakasiは、ジュビロ磐田の大ファンです。 J昇格時の頃からですが、親に連れられスタジアムに観にいって以来 ジュビロが大好きで、今でも、年に数回ですがスタジアムに通っています。 藤田、名波、服部、続いて、福西までが出て…

『幸福な食卓』 瀬尾まいこ

幸福な食卓 毎朝、家族一緒に食卓で朝食を食べる。 そんな幸せそうな家庭は、もう今の日本ではあまり多くないと思う。 だけど、毎朝一緒じゃなくても、 家族はしっかり成立していて、幸せそうな家族は存在しているんだろう。 いつも、朝食を家族で食べる、こ…

『裏切り SVEK』 カーリン・アルヴテーゲン

裏切り 最新刊が出ているのに、まったく気づきませんでした。 カーリン・アルヴテーゲンの3作目。 前2作が、とてもおもしろかったので期待して読みました。 確かに、よく出来ていた。 上手だった、とても深いところの人の心理を痛いほどに突いていた。 だ…

『緋色の習作(研究)』 アーサー・コナン・ドイル

緋色の習作(シャーロック・ホームズ全集①) ここのところブログを書く頻度が落ちていたせいで、 読んだ本が、溜まってきている。 そんなこともあり、文章を書く気力もあるので今日は、記事3つ目をUP。 そんないっぺんに書くなら、 日頃からしっかりしない…

「イン・ザ・プール」

先週は、久しぶりにプールで泳いできた。 やっぱりプールは、すごい気持ちいい。 そしてブログの記事にするのを忘れていたけど 「イン・ザ・プール」をようやくDVDで観た。 本も以前読んだはずだけど、こっちも記事にするのを忘れていた。 水泳好きとしては…

「悪夢探偵」

最近、シャーロック・ホームズシリーズを読んでいるからじゃないけど ラッキーナンバー7という映画を観るはずで映画館まで行ったのに、 どういうわけか、悪夢探偵を観て来ました。 良い夢は、ずっと残しておきたいのに、あっさり忘れてしまい 悪い夢は、忘…

『図書館の神様』 瀬尾まいこ

図書館の神様 最近、自分の青春なんて終わってるのかな~って暗くなる時があった。 永久に続くと思ったなんてことは、無いって無駄に悟ったり 毎日が慌しく動いていくだけで、後に今を思うと、 ただ、そこにあっただけの日常としか思えないんだろうか。 この…

『冒険入りタイム・カプセル』 赤川次郎

冒険入りタイム・カプセル きっかけは、父親たちが埋めた30年前のタイム・カプセル。 こういうのけっこう好きです、ロマンを感じる。 赤川次郎は、昔読んだことがあるような気がするけど たぶん気のせいなので、初読……だと思う。 これだけ有名で、大量に本…

『ぼくと未来屋の夏』 はねやまかおる

ぼくと未来屋の夏 すごく懐かしい気分になった話でした。 幼い頃読んだ、ジュブナイル小説やゲームのような本 テレビの天才テレビ君を見ていた頃の自分が感じていた 当たり前の日常の中に潜む、やわらかい日差しのような温かい非日常。 かつて子どもだったあ…

『花嫁化鳥』 寺山修司

寺山修司の本は、これで2冊目になる。 寺山さんこそ、民俗学的見地からの視点を持っていない、と語っているが、 様々な土地を回り、日本の古き風俗、文化、伝承を引き出していくことは ジャンルでいうと、僕には民俗学としか言いようのないものだった。 たと…

私的読書ランキング2006

2005年は、やろうかと思うなんてブログに書いててやってなかったので 2006年バージョンは、2007年の今になってやります。 ランキング対象は2006年に読んだ、初読の本のみです。 でも、販売が2006年以前のものも含めます。 今年読んだ本は、82冊。ただし、…

私的映画ランキング2006

皆様、新年あけましておめでとうございます。 このブログも、なんとか続いております。 稚拙すぎる文章ですが、今年もよろしくお願いいたします。 という、新年そうそうの挨拶ですが、 そういえば、去年いや、2年前に 独断と偏見の映画ランキングなどやって…